第4章 ヒーローも大変だ~
謎の少年二人に話をかけられたシロ。
しかも彼がグレート仮面だと知っている。
果たして彼らは何者なのか?
次回に続く。
栗
「次回に続くじゃないだろう。まだこの回、始まったばかりだから、それと前回短すぎだから」
謎の少年
「僕の名前はパイオウシン、ヒーロー星からやってきたピーマンという正義の味方です。で、彼はピーマン4号またの名をキビヤンです。」
シロ
「で、その正義の味方が俺になんか用なのか?」
ピーマン
「我々はヒーロー星から宇宙の平和を守るのが仕事です。でも、最近になり、正義のヒーローをやっていても何の特にもならないという理由から、悪の道へ走るものが増えてきたんです」
生時
「やばい、腹が痛い。そういう時は痛み止めのソセゴンを飲まなくては」
ピーマン
「僕たちがこの星にやってきたのは、その裏切り者の粛清……でもかつての仲間を殺す事なんて僕には出来ません。シロさん、いやグレート仮面という正義のヒーローはすでに我々の星では有名です。パンツを被って活躍しているのですから」
シロ
「そ、そんなことで有名になっちゃったの俺!喜んでいいの?悲しんでいいの?どっち」
ピーマン
「そんな貴方だから」
シロ
「俺にその裏切り者を殺してくれと」
ピーマン
「はい」
栗
「そ、そんな事、シロさんに出来るわけが」
シロ
「いいぜ!」
栗
「な、シロさん!」
シロ
「こんなくだらん大会に出るより面白そうじゃないか」
ズラ
「優勝しても肉球触り放題券がもらえるわけでもないし、汚れた仕事は俺たちのように汚れた者がやるべきだ」
シロ
「で、どこにいるんだ。その裏切り者は」
ピーマン
「分かりません……ただ、数ヶ月前まであの男と一緒にいたという情報は得ています」
シロ
「あの男?」
ピーマン
「悪の科学者、ボヤディー。こいつは今地球に来て、地球のお宝を全て盗もうとしているらしいのです。もちろんこの男を逮捕するためにもこの星に来ました。そしてうまくいけば、こいつから何か情報が得れるかもしれません」
キビヤン
「この男が今どこにいるかは、すでに調査済みや」
シロ
「よし、俺とズラ、そしてあんたらとで行こう。他のやつらはこの大会に出るなり、他ごとするなり好きにしてな。美奈子、四次元袋は借りていくぜ」
美奈子
「い、いいけど」
栗
「ぼ、僕も行きます。シロさんに人殺しはさせない」
シロ
「栗八……しょうがね~、足手まといになるなよ」
美奈子
「シロさん、生時さんも行くって言っているわ」
生時
「い、言っていませんよ。でも、美奈子さんが行けというなら、僕は行きます。それが美奈子さんへの愛ですから」
シロ
「生時……お前だけはくるな。足手まといになるとかのレベルじゃないから」
生時
「いや、美奈子さんに頼まれれば断れません」
シロ
「美奈子、こいつについて来るなと命令してくれ」
美奈子
「生時さん、そのまま帰ってこなくていいですからね」
シロ
「この女は……しょうがね~6人で行くか」
キビヤン
「奴は沖縄に秘密基地を作って、お宝を盗むためのマシンを作っているはずや」
シロ
「よ~し、沖縄へ行くぞ~」
6人の戦士たちはどこで○ドアで沖縄へ向かった。
果たして、裏切り者を見つけ、粛清する事が出来るのか?




