第1章 偉大なヒーロー誕生
アナ53との戦いから七日後……
生時がアルバイトのため現実世界に帰ったこともあり、地球は平和となった。
戦士たちも平和に暮らし、白ご飯は、偉大な先生、「グレート・ティーチャー!」略してGTになるため、町の幼稚園に通う事になった。
シロ
「何その設定!聞いてね~よ。タイトルのソセゴンボールGTってそういう意味なのかよ~俺に鬼○にでもなれって言うのか」
この世界では幼稚園バスなどはないため、園児は歩いて登校しているのだ。
そんなある日、コンビニで強盗事件が発生。
犯人は4人で、警察は応戦するが、なかなか捕まえる事ができずにいた。
だが、このときのために、シロを作った銅時は、昨日シロが寝ている間に改造手術をしており、近くで事件が発生すると、アクショングレート仮面に変身するのだ。
しかもマスクではなくパンツを被っているのだ。
そういえば、こんなようなヒーローいたな~(笑)
シロ
「何、勝手に改造してんだ!あの親父!しかもパンツ被ってて、ただの変態じゃないか~(笑)じゃね~よ」
彼は事件現場に着くと、両手を右斜め上に上げて、「ワッハッハッハ」と笑いながら参上した。
変身後は戦闘力が1も上がるのだ。
シロ
「たったの1しかあがらんのかい!」
戦闘力が1も上がったためか、一瞬で犯人をやっつけたグレート仮面。
シロ
「戦闘力ほとんど変わってね~から……俺自身が元々強いだけだから……戦闘力が1しか上がらんのに変なヒーローに改造するな!」
彼は人気のないところに行き、元に戻った。
その時だった。
某アニメの、悪魔のヒーローの格好をした女性が彼に話しかけてきた。
謎の女
「ねえ、今ここにコンビニ強盗を退治した変な格好のヒーローが通らなかった?」
シロ
「いや知らない。っ手言うか、お前のほうこそ変な格好だぞ」
謎の女
「せっかく私が退治しようと思ったのに」
シロ
「あっ、そう……俺急ぐから」
そう言って彼は幼稚園に向かった。
○×幼稚園……果汁組……
この幼稚園にシロは通う事になったのだが、さっきの謎の女もここの幼稚園に通っていたのだ。
彼女の名はデビルウーマン。通称ビル。
ビル
「ね~、今日の朝、コンビニ強盗を退治しようと駆けつけたら、すでに変な格好した奴がやっつけちゃったのよ」
イネネーザ
「知っている。ネネ、さっきボー君から聞いた。パンツを被って、ヒーローって言うより、変体らしいわ」
ビル
「シャサオ、まさかアンタじゃないよね」
シャサオ
「ふっ、今朝はオネショしてママに怒られていたから、そんな暇なんてね~ぜ」
そのとき、教室に先生がシロを連れて入室してきた。
先生
「え~、今日から皆さんとお友達になる。白ご飯君です」
シロ
「どうも白ご飯です。シロって呼んでください。趣味は糖分摂取、特技は目を開けたまま眠れる事です」
先生
「シロくんはなんと私のような偉大な先生、グレート・ティーチャーになるのが夢なんですって」
クラスの皆が驚き拍手をした。
先生
「じゃあ、シロ君、あそこに席が開いているから」
シロ
「はいはい」
そう言って、席に向かうシロ。
その隣には謎の女こと、ビルがいた。
シロ
「あっ、お前はさっきの悪魔のコスプレ女!」
ビル
「コスプレじゃないわよ。元からこうなの!」
イネネーザ
「アンタ、ビルのパパはね~、宇宙の果ての惑星、ガク星を救ったあの有名なサタン閣下の娘なのよ」
シロ
「いや、知らないから、デーモン閣下なら知っているけど」
彼にとってはどうでもいい話だった。
そんな彼を見て、ビルがシロに質問をしてきた。
ビル
「ね~、もしかして、今朝コンビニ強盗を倒したのアンタじゃない」
シロ
「な、何のことかな」
シロは自分が変体だと思われたくないためにごまかした。
シャサオ
「ふっ、ビル、それはないぜ。だってそいつは、あの風間龍二と二人で、鬼爆と呼ばれ、湘南を支配していたワルだろう」
シロ
「おい、おにぎり頭、完全に鬼○と勘違いしているだろう。しかも風間龍二って誰だよ。弾○龍二だろ!」
そのとき!
ビルの携帯が教室に鳴り響いた。
相手はなんと警察からで、バスジャックが起きたから応戦に来てほしいとの連絡だった。
彼女は先生に一言いい、教室を出て現場に向かった。
シロ
「この世界の警察も、あんな悪魔に頼むようじゃ終わりだな」
シャサオ
「フッ、ビルをあまく見ちゃ~いけないよ。彼女の実力はサタン閣下と互角だ」
シロ
「だからそんな奴、知らないから」
と、その時、彼の体が勝手に動き出した。
彼は近くで事件があれば、勝手にグレート仮面となってしまうのだ。
シロはあんな変な格好をしているのが自分だと知られたくないため、急いで教室を出た。
先生
「あっ、シロくん!」
シロ
「ちょっとトイレだ!(クソ!作者と親父いつか殺す)」
彼が幼稚園を出たところで、グレート仮面に変身した。
そして数十分後……
バスジャックされたバスを彼女はデビルウ○ングのようなもので空を飛び、バスに飛び掛った。
彼女は一瞬にしてバスジャック犯3人を倒した。
だが、バスは崖のほうへ向かっていた。
彼女はブレーキを踏むが、間に合いそうもない。
キキッ~!
とっ、タイヤが地面をこする音が響く。
だが、間に合わない……と誰もが思ったとき、バスは止まった。
そう、あのグレート仮面が正面から受け止めたのだ。
ビル
「あっ、アイツは!」
何とか犯人たちを捕らえ、バスを止めることができ、ビルはグレート仮面のそばへ近寄った。
ビル
「あ、あのう……あなたは?」
シロ
「俺は正義の味方グレート仮面!ワッハッハッハ!じゃあな~、コスプレ女」
ビル
「コスプレ女……ってやっぱアンタ、シロ君でしょう!」
シロ
「な、何故ばれた!?」
ビル
「コスプレ女って言ったから」
シロ
「しまった!おい、頼むからこの事は内緒な」
ビル
「いいけど、なんでパンツ被っているの?」
シロ
「人には言えないことがあるんだよ」
ビル
「そう……そうよね。私もアンタだから言うけど、私も父も昔は悪魔軍団という悪の一味だったの……でもそんな組織を裏切って、私と父は正義のために戦うことにしたの。私たち親子に愛を教ええくれた人間を守りたいから……」
シロ
「お前も大変な人生を送ってきたんだな」
ビル
「そうだわ!今度の天下一ぶどう狩りにアンタも出たら」
シロ
「天下一ブドウ狩り?なんだそれ?」
ビル
「武道の達人が、制限時間内にどれだけブドウを取ることができるかを競う大会よ」
シロ
「くだらね~、悪いがそういうものには興味がね~」
ビル
「出てくれないなら、パンツ仮面の正体ばらすわよ」
シロ
「おい、パンツ仮面じゃね~、アクショングレート仮面だ」
しばらくシロは悩んだ。
シロ
「おい、その大会に優勝すれば何かもらえるのか?」
ビル
「もちろん。私の父のサインがもらえるわ」
シロ
「お前の親父のサインなんかいらね~よ」
ビル
「大会は10日後よ」
シロ
「まだ出るとは言っていない」
ビル
「詳しい事はこのチラシを読んで」
シロ
「人の話を聴け!しょうがね~、出てやるか……あっ、俺これから用事があるから、幼稚園の先生には腹が痛いからそのまま帰宅したと伝えといてくれ」
そう言って彼は去っていった。
ビル
「えっ!ちょっと!……しょうがないわね~」
シロはこんなくだらない大会に一人で出るのが嫌なため、他の仲間を誘いに行ったのだ。
果たして大会の優勝者は誰なのか?
サタン閣下のサインをもらうのは誰なのか?
どうでもいいことですが、今日で私31歳になりました!




