表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

7.飽きずにずっと壁を叩く隣人達

今のマンション、変。


越してきて二日目頃に玄関ドアを叩かれたり。

粗大ゴミや郵便物を盗まれたり、二輪車に異変があったのに監視カメラの確認を断られたり。

ゴミ出そうとしたら5つ隣の部屋の男が扉を開けてカニ歩きでこちらをチラ見してから引っ込んだり。

二輪車のミラーがいっつも急角度で曲げられてたり。

ミラー曲がってる側の隣の二輪車の持ち主と何十回と時刻問わずでくわしたり。

玄関ドアやドアポストをあけられかけたり。

それらは今まで記事に書いてきた通りだけれど。


じゃあそれ以外は普通に暮らせているかというと、いいえ、もちろんそんなことはないですとしかいえない。


越してきてすぐからずっと、粗大ゴミの時に見張ってきた隣人側から壁を叩く音が毎日していた。

それは耐えてたんだけれど、年が明けて心機一転の流れで試しに壁をノック仕返してみたら、今度は反対側の隣人も壁を叩く様になった。

不思議。


以降、粗大ゴミの時の隣人をL、反対側とRとする。


ずっとLが壁を叩いてきていたから、ベッドはR側にあったのだけれど、Rが壁を叩く様になってから、寝入ると必ずRが壁をボコボコ殴ってくる様になった。

振動を直接感じて起きてしまうので、耳栓も効かない。

これには応えた。

それでもう何ヶ月もの我慢の限界でR側の壁をノック仕返した翌日、寝入ったら今度はインターフォンの音を大音量で流してきた。

もうびっくり。

インターフォンの音で起こされるとは。


うちのインターフォンには訪問記録がないし、これまで暮らしてきてこの時以外、インターあの音を聞いたことはないから、他の部屋のインターフォンの音ってのもない。

かねてからのLの壁叩きを録音してた流れでインターフォンの音が残ってるから、寝ぼけてたわけでもない。


ただ、不思議なのは、Lが音を出す時はRは静かなんだ。

そしてRが音を出す時はLは静かなんだ。


両方から音がすることはない。


LとRのどちらかが音を鳴らしてる時、片方は絶対に静か。

まるで同一人物が部屋を行き来してるみたいにね。


なんて思ってたら、粗大ゴミの時にLが部屋の扉を開けっぱなしにする為に使ってた共用部の消化器を、Rが扉の前に置くようになった。

それも一ヶ月近く。

まるで答え合わせみたいに。


ちなみにこれが発覚した日、たまたま玄関ドアのそばにいて、その時二人の男の話し声が聞こえた。

なんていってるかはわからなかったけれど、わたしが扉を開けようとチェーンを外したりしていると、歩き去っていく音がした。

それで扉を開けたらRの部屋の扉の前に、以前Lが扉を全開する為に利用した消化器が置いてあった。


この件、目的はわからないけれど共用部の物を勝手に使うのはどうなのと、管理会社に連絡するも、音沙汰なし。


郵便物盗られても粗大ゴミ盗られても二輪車を傷つけられても監視カメラを見せてくれない管理会社、いよいよきなくさいな。


二輪車の、毎回曲がってるミラー。

そっち側の隣の二輪車の持ち主と異常にでくわすのも、管理会社がグルで監視カメラの映像が見られるなら説明がつく。


ゴミ捨てる時に度々わたしをチラ見してきた5つ隣の部屋の男の件から、少なくとも盗聴器とかはありそうで、それならわたしの動向を掴めるし。


因みに消化器がRの部屋の前に置かれている動画や写真もそれが終わるまでの分ちゃんと保持している。


関係ないけどこのマンション、創価学会の会館がすぐそばにあるんですよね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] コメント失礼します。 ただただ怖いです。 警察などに相談されたのでしょうか? 私なら速攻引っ越します。それこそ親に頭を下げてでも。 宗教云々は別にして、身の危険を感じたら直接的な自衛方法を専…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ