物語の終わり
1話2話の修正をしました。(12月28日)
魔王を倒す。
俺は、あのおっさんの母親に恩があった。
そして、おっさんにも恩ができてしまった。俺を、あの子達に会わせてくれた。あの子達の感謝に心を動かされたのだろう。久しぶりのものだった。
思い返せば、みんなに迷惑しか掛けていない。その分を、返さないといけない。返せるのだろうか。たぶん、それは無理なのだろう。だが、やり残した事を、やり遂げる責任が俺にはあるのだ。
まずは、そこからだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あの少女を届けてから、4年が経った。
とりあえず、俺が連れてきたあの子どもたちは16歳を
こえた。それから、俺はあの仕事を辞めた。
俺はあのおっさんと子どもたちに感謝を告げた。
そしたら「またな」と言っていたか。
今後、会うか分からないが、その言葉はとても嬉しかった。
この4年で準備は整えた。まだ足りないだろう。
だが、この何十年もの間に苦しみもがいている人がたくさんいたんだ。
だから、はやく自分の使命を終わらせなければならない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日は祭りだ。
祭りは1年に数回はあるのだが、
今日のはその中でも、ずば抜けて大きな祭りだろう。
なんでも、大昔にこの世界を救った勇者とドラゴンのためらしい。
そんなわけで国全体が盛り上がっている中、少し離れた野原に1人の男とドラゴンがいた。
「なぁミラ、ありがとな。」
ミラは俺を離さないように、いつもより強く顔を頬にすり寄せてくれる。
「ははは、くすぐったい、くすぐったいって。ミラは可愛いいなあ、もう」
「あぁ、そろそろ行かないとな…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みていだたき、ありがとうございます。
短編集みたいな作品なので、今後も楽しんで下さい。
ミラ=恋人=ドラゴンです。ミラ関係は今後に。