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第三話:The situation is the worst! (状況は最悪だ!)

 話の内容とか流れを書き直したりしっくりこずまた書き直したり飽きてゲームしてたらこんなに時間が経ってしまった。本当に申し訳ない。

______



 _ネオ・クレセント・シティ



 「はぁっ……はぁっ……」


 カーラは今、息子のジョニーと自家用車に乗り込む為一目散に自家用車向けて走っている。周囲では謎の爆発に興味津々で向かう輩や逃げ惑う人々、パトカーや救急車のサイレン音、果ては悲鳴や銃声までもが鳴り響いている。少なくともこの周囲一帯は、一部の好奇心の塊のような輩を除けばパニックに陥っていた。


 「ま、ママァ……」


 ジョニーは涙目で、小さな声をあげる。


 「だ……大丈夫、大丈夫よ……」


 カーラは励ましの声をかけ、ジョニーにシートベルトを締めると自らも運転席へと座りシートベルトを締める。


 「行くわ」


 彼女はアクセルを強く踏み込み、発進しよう——としたその時だった。


 ——ッガァァァァァァァァァァァンッ!


 突如、車体から3メートルほど前方に爆煙が上がった。車体に衝撃が走り、破片でフロントガラスが粉々に砕け散り、前輪がパンクし、空気が抜ける音が鳴り響く。彼女は反射的に腕を前に回し、衝撃とガラス片を防ぐ。


 キィィィィィン……


 そして、耳鳴りとともに静寂が辺りを包み込む。服に覆い被さったガラス片を丁寧にはたくき、今の状況を理解する。


 「あぁもうッ!!!」


 煙が晴れ、爆発によって粉々になったアスファルトと、大きくへこんだボンネットが徐々に露わになる。

 この爆発を引き起こした存在といえば……心当たりは一つ。あの木造船舶だ。

 この車に直撃しなかっただけマシなのだろうが、それでも移動手段を失った。その重みが彼女に強くのしかかる。


 ダンッ!!


 彼女はハンドルに手を勢い良く叩きつける。手がじんわりと痛む。

 そして、彼女はふと思い出す。ジョニーが無事かどうか、だ。


 「ジョ、ジョニィッ!」


 彼女は咄嗟とっさに後ろを振り向き——安堵する。ジョニーに目立った外傷はなかったからだ。もっとも、鼻水を垂らし顔をくしゃくしゃにはしていたが。


 「おいおい!マジかよッ!」


 と、そこに腰にホルスターのようなものを吊るした上半身タンクトップの男性が近づく。おそらく先ほどの光景を目にしたのだろう。その男は早歩きで車に近づくと、安否を確認するため車内を確認する。


 「あんた、大丈夫か!?」


 その男は運転席に駆け寄ると、カーラへと声をかける。


 「え……えぇ」


 「ふ、ふぅ……そりゃよかった!動けるか?」


 「な、なんとか動けます……」


 男は一瞬周囲を確認したかと思うと、再度口を開く。


 「よし……それならすぐにこの場から離れるぞ!」


 その男は早口で言う。

 既にあの木造船舶による攻撃で、周囲一帯の家々は燃えるか、崩壊。もしくはその両方を辿りつつある。このままでは自分たちの命も危ない。その男はそう伝えたそうな顔をしていた。


 「わ、わかりました……!」


 カーラは考えるよりも先に返答すると、ジョニーを抱える。


 「よし、行くぞ!」


 彼は腰のホルスターのようなものから拳銃(・・)を取り出すと、駆け足で先導し、カーラはその後を息子を抱えて付いて行く。



 _そこから数ブロック程先 |ネオ・クレセント・シティ市警《N C C P D》 G班



 「このまま避難誘導を続けろ!」


 『了解《Roger That》!』


 NCCPDと言うロゴが書かれたパトカー越しに、3人の巡査らは答える。

 今現在ここには半ばパニック状態の市民が続々と詰めかけており、かなり混雑している。

 彼ら警官は本部からの命令の元、一応津波襲来の危険性がある際のマニュアルに沿って避難指示を出しているものの、その進捗は快調とは言えなかった。

 そりゃ当然だろう。背後で家々が燃え、煙を吐き、爆発で次々と破壊されるような状況で市民が平穏な心を保てるはずはないのだ。いつ死ぬかわからないような恐怖の前では、いくら訓練を積んでいようとこのような想定外を過ぎる事態に大部分の市民が冷静に対処できるはずはない。


 ダァァァァァン……


 爆発音とともに、また市民達が伏せる。

 この爆発音がこれで何回目か数えたくもないが、一つだけは確かだ。その爆発による被害が着実に増加していることである。


 「先輩……これ、大丈夫なんすかね?」


 新人警官のカール巡査は拡声器片手に半ば震えた声で先輩刑事のジョンソンに尋ねる。


 「すまないが……俺もこんなのは初めてなんだ。テロにしては妙だしな……。大丈夫かどうかは正直俺にもわからん」


 「そうっすか……」


 彼は不安な気持ちを抑え、避難誘導を再開する。



 _同市 沿岸



 沿岸。その上を、長さ2メートルほどの小さな小船が波にゆったりと揺られ、大量に浮かんでいた。小船には青や白を基調とした服を着る、近世ヨーロッパ風味の兵士たちが6名ずつ、前部と後部にそれぞれ2人ずつ漕ぎ手の奴隷が搭乗している。


 「はー……。やっと上陸か!」


 魔導式ライフルを肩に掛け、徐々に近づく灰色の港湾施設を見て、オーケアノスは歓喜する。


 「そのようだな……。お前ら!上陸後の動きは覚えているな!?」


 この部隊の隊長、クテスは慎重な趣で全員に尋ねる。


 「ばっちりですぜ」


 「大丈夫っす」


 「覚えてます!」


 それぞれがそれぞれの口調で答える。


 「よし……隙を見せてやられるなよ!」


 『Εντάξει(了解)!』


 ガンッ……


 それからわずか数秒後。

 船の先頭部分が港の埠頭、その根元部分に到達し、彼ら——総勢200名に満たない上陸地点確保部隊は、上陸を開始した。



______

 銃とかの版権って怖いなぁ(しみじみ)。

 警官の階級に関してはカリフォルニア州の警察官の階級の情報が中々見つからなかったのでニューヨーク市警の階級を参考にさせていただきました。

 次話からは本格的な戦闘話となる予定です。

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