第2話 -コードネーム-
僕は頭がぐちゃくちゃになってきた。
チップのことや、データーなど。
そんな話し、信じれるわけもないし、信じたくない。
僕が放心していると、男が部屋を連れ出した。
つれていかれたのは、すごい機械の数の部屋だった。
一面見渡せば機械だらけで、目がおかしく成る程、ごちゃごちゃしていた。
男が僕のデータや、世界の人々のデータをみしてくれた。
何故かわからないが、僕は基準値を超えてるみたいだ。
データをみしてもらい、少しは信じれた。
男と部屋に戻り、またソファーに腰をかけた。
しばらくして、男が口を開いた。
「本題にはいってもいいか?」
僕はうなずいた。
「まずは君の名前だ。
君たち選ばれた者には、コードが存在する。
君のコードネームはGだ。
これから連絡するときや、名前を呼ぶときもGでよんで欲しい。
あと君たちには、特別な能力を与えられる。
危険な仕事もあるので、政府では認められているからね。
でわついてきてほしい。」
男についていき、さっきと一緒の機械だらけの部屋にはいった。
「ここで君に能力を与える」。
僕は、不安そうな顔で男をみた。
「まぁ君は椅子に座り目を閉じてればいいだけだよ。」
僕は不安ながらも、椅子に座り目をとじ男に問い掛けた。
「なにをして能力をいれる?」
男は、笑いながら答えた。
「君の体のチップに、機械からデータを送るんだよ。
データと言っても、
能力を送るのじゃなく、
今入ってるチップの封印を、解くためのデータをね。
だが、だれもがチップの封印を解けるわけじゃないんだ。
基準をクリアし、
選ばれた者だけが、
能力を手にいれられるんだよ。」
男は説明すると、機械をいじりだしEnterを押した。
・・・・・・・
僕の中でなにかが、解き放たれる感覚がした。
「ok」
男が口を開く。
僕は男に連れられ、最初に来た部屋に戻り、ソファーに腰をかけた。
男は喋りだす。
「これで君は完全にコードGになれたよ。
これから色々な任務が待っている。
共に協力し、世界を平和にしよう。
紹介が遅れたが、俺はここのボスだ。
ボスと呼んでくれ。
あとこれを君に渡す」
「これは?」
ボスに問い掛けた。
「これは受信機で、任務の連絡をするときや、君が何処にいるかわかるやつだ。
常に携帯しといてくれ」
僕は受信機を手にとり、ポケットにいれた。
ボスが口をあける。
「明日に君の能力をみたいので、昼の12時に迎えをやる。
また明日ここに来てくれ、
うちの、施設も案内したいのでな。じゃあ」
僕が返事をする間もなく、部屋をでていった。
ボスが部屋をでて、すぐに送りの者がやってきて、 家に帰った。
家に着いた時は、夜中の1時だった。
なんだか、夢のような、1日だった。
まさかチップが埋め込まれてたりや、こんな組織があるなんて、
日常では考えもしなかったし、正直驚いた。
布団に入り、明日のために、目覚ましをかけ眠りについた。