表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/33

01 プロローグ①

すみません。久し振りの新規投稿で何度か手違いがありました。

申し訳ありません。

―――…………か

「……」

―――……は、……いか

「……」

―――じ…は、ほ…いか

「……」

―――ちか…、欲しいか

「……」

―――自由は、欲しいか

「……」

―――力は、欲しいか

「……」


 バターン!


 勢い良く開かれたドアが、勢い余って壁を叩く。

 

「ぎゃはははは、おら! 飯だぜ。ほれ、俺様がわざわざ持ってきてやったぜ」

「……」

「けっ、毎度、反応の無ぇ奴だぜ。くっそ面白くもねぇ」

「……」

「そろそろ、こいつ死ぬんじゃねーか? そうなったら俺のオモチャが無くなっちまうじゃねーか。おいっお前! いつものご馳走だ! 絶対食えよ!」


 カラーン コロンコロン


「……」

「一週間振りの魔石だ、絶対食うんだぞ、おらぁっ! 俺の癒しの為に、まだ死ぬんじゃねーぞ! 死んだら殺すぞ!」

「……」

「ぎゃっははははは~。まぁいい、いつも通り動くんじゃねぇぞ」

「……」


 シュッ!  ドスッ


「ちぇ、今日は右腕かよ。やっぱ耳かほっぺが見てて面白れぇのによぉ! 目も面白れぇが、ちっとグロそうだからよ。また来てやるから生きてるんだぞ! 死んだら殺してやるからよ!」

 ぎゃっははははは~


 男が出て行くと静寂が戻った。


 ポトッ コロン


 少年の腕に刺さったダーツが抜け、床に落ちた。

 いつの間にか少年の腕の傷も治っている。


「……」

―――自由は、欲しいか

「……」

―――力は、欲しいか

「別に」

―――! 声が届いたのか!?

「……」

―――聞こえたのなら受け入れろ!

「いやだ」

―――……

「……」

―――……いらなくてもいい。こちらも、もう限界だ。もうお前を守る力も無い。いらなければ使わなければいい、俺はただ与えるだけだ。

「……」


 囚われの少年は眩いほどに輝き、そして勇者の力を得た。


書き溜めていたものが結構ありましたので投稿してみました。

20~30話ぐらいは毎日自動投稿します。

最終話まで一気に行けるかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ