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名無しの首なし  作者: 無貌
第一章 初めての出会いは哀しき別れ、失われた彼は何を見る
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頭痛の種が多すぎて花畑になりそうだ…頭なんて無いがな

ちょっと修正しました。脱字を入れ表現を変えましたが、そんなに変わってません。まあ見てってください。

 「自分の体だと思うものの確認終了!感想いつの間に人間やめたんだ。」である。

そんなセリフが素で飛び出す。

今までの私の冷静(笑)とはなんだったのだろうか?

いや、いきなりこんな突拍子もないことが起こればこんなもんなのかもしれないな。


 現在の自分のだと思うものを端的に表すなら鎧だ。

頭ぁ…いや兜はないが、たぶんプレートアーマーの中でもフリューテッド言われる種類だと思う…たぶん。


なぜ解るかって?理由はゲームで見たのにそっくりだからだ。ちなみにどんなゲームかと言うと、『ででんあーあー』で始まるゲームだ。

わかる人ならこれでわかる。

興味半分でプレイすると心がへし折られるゲームだ。



ここまでの話でおかしな点、体いうなれば肉体について話しているのだが先ほどから鎧・甲冑それ防具だろといったあたりだ。

何故そんなこと言っているかというと、自分の・・・・がそれらの防具・・に置き換わっているからだ。自分でも何言ってるかわからないが、実際そうなっているから仕方がない。


 頭が無い。(頭悪いみたいに聞こえるが、比喩ではなく物理的に存在しない。)こんな状態で何故活動できるのか、というか生きている?のかについてはお手上げである。

ちなみに鎧の中がどうなっているのか気になって手を突っ込んでみた。(こんなことができたのは首の根元を覆う部分の装甲もなかったから)が、中身が入っていなかった。というか淵以外に触れなかった。どうも私の体は物理法則すらも無視するらしいく、この段階で生き物である可能性は消失し機械である可能性もかなり低いだろう。

ここまで考えてふと先ほどまで考察を思い出し呟いた。

「こんな状態でもわずかな不安を感じるだけなのか」やはりさっきの考察でも疑問に思った事 主に精神面における変化もあるらしい。



 「こんな時は違うことを考えよう!」決してこれは現実逃避ではない。



 まず体の性能のチェック。五感の内四つは確認でき、運動機能も人間だった時よりも良いくらいだ。鎧なのにかなり滑らかに動くし不安定さも無い。ガショガショ音がすのは仕方がないと諦めたが問題は、筋力的なものだ。

この体は、余りにも力がありすぎるのだ。

軽く飛べば自分の目線の高さぐらい飛び、岩を持ち上げようとすれば力をこめた瞬間に砕けてしまった。その岩の見た目は赤茶けているがそんなに脆い材質には見えない。これは問題大きな問題である時間をかけてならしていくしかないか。


 感覚も触覚が鈍い気がしたが、集中すればある程度ではあるが感度は上がるようだ。とはいえこのあたりが必要になるのは、手足ぐらいだろう。

声も出せるし出した声も聞こえるのでたぶん聴覚もある。

一番の問題というよりは、人間であったときと勝手が違って厄介そうなのが視覚だ。何が違うかというと視野が異様・・に広いのだ。


明るさにもよるが、人間は片目で鼻側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度見える。そして両眼がほぼ平面の顔面上にあるため、両目で同時に見える範囲が広い(左右120度)となる。個体差はあるがこれぐらいである。そして両目同時に見ることにより相対的に距離をとらえるという構造をしている。

 それと比べてこの体は(頭が無いので目も無い訳だがこれを追及していると話が進まないので流す。)ほぼ死角が無い自分の体が遮らない限り全方向見れれば距離感もわかるようだ。

要するに両目で見たのと同じ状態である。普通なら気分が悪くなるか、視覚がいかれてしまいそうだが特に問題ないようだ。

これに加え、目の代わりをしているものは本来ならば頭があるべき場所にあようだ。

でなければ右手を頭に伸ばしたときにおかしい事に気がつくだろう。まあ、今の今までこのおかしな視野によって周りを確認していたことにすら気がつかなかったのだが。

「ま、要するにこんなおかしな状態を普通・・だと感じていたということが一番おかしいのだが、これで振り出しに戻った感じだな。」と、結論を出したのであった。


      「さてこんなことを思う自分はいったい誰だったか」


これこそが最大の問題である。

大分長くなってしまいました。感想お待ちしてます。チョイ修正。

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