理想のモヒ生活
なーんとなくやってみただけ
モヒカン。
アメリカのある部族の髪型といわれる。
中央部だけ伸ばし横を全て剃る。
雄鶏みたいなモンである。
ある日のこと、それは199X年であった。
全世界が核の炎に包まれた。
大半の人類は死滅したが極僅かな者たちは生き残った。それらは生きるため何十人という単位でコミュニティ…いわゆる村を作り出した。
その村で起きた出来事である。
「ヒャッハー!ここは通さねぇぜ!」
「汚物は消毒だぁ!」
モヒカンの男2人が声を上げた。
両人が気付かぬうちに背後から影が忍び寄ってきた。
気配を感じた彼らは振り向くと共にその姿を見てその片方が、
「ケ、ケンシロウ、ひぃぃ!!」
悲鳴を上げ後ずさりして逃げようとしたが哀れにも捕まってしまった。
大きな体躯と思われる影から両手が現れそして…
「アタッ!」
「ケンシ老、ひどいっすよー」
「ただのお茶目じゃないっすかー」
二人の後ろから来たのはその村の長であるケンシだった。ちなみにアタッといったのは拳固を食らったモヒカンヘアーの村民である。
「まったくもう何やってんだかなぁ、あんたら80年代のジャ○プに影響受けすぎじゃないか」
とケンシ。
ちなみに核で生き残ったのはオタとかばっかりだったので結構平和な世界だ。なんたって3Dより2Dの方がいい奴等ばかりだしね。
ある日のモヒカンばかりが住む村の話。