何者だ、おまえ
ギギィ…
ゴーーーーー…
俺はいま、船の待機室にいる。
突然の嵐で、外にいられないのだ。
そして…
「もっとそこ…あっ、気持ちいい。ああ、もっと、もっと!!!」
ラリーの存在を忘れてしまい、あわてて船につれてきて、「どうして、忘れてたの!!」って言われて、機嫌をよくするためにマッサージをしている。
「いいのぉ、そこ、あぁ!!!」
変な声を上げないでほしいな、全く。
これじゃあ、誤解を招いてしまうじゃないか。
ドン!!!!
「うるせぇ!!!!大きな音だすんじゃねぇ!!!!!」
「大変よ!!!早く上がってきて!!!!!!!!」
「はぁ!?どうゆうことだキッド。」
「いいから来て!!!」
「分かった!!!いくぞラリー!!!」
「ええっ!?ちょっと!!!!」
◇~
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!
「何じゃありゃああああぁ!!!!!!サイクロン!?」
「ええ、それもすごい巨大なね。」
「あんなもんどうすんだよ!!!この距離からでもやべぇぞ!!!」
「分かってるわよ!!!だからあんたの力なら吹き飛ばせるかと思ったのよ!!!」
あのサイクロンを!?
いくら俺でもけっこうやべぇな…。
「ええい!!!考えるより実行だ。俺に任せろ!!!」
ガチャ…
「本当にやる気なの!?死んじゃうよ!」
「うるせぇラリー。見ていやがれ。」
回転…竜巻斬り!!!
ブンブンブンブンブンブンブン…
クロウ「ラッシャー!!!」
ドブォオオオオオオオオン!!!!!
クロウ(超高速で回転し、斬撃にしてとばす!!!)
キッド「す、すごい…本当にやった…?」
ラリー「まって、まだ止まって…!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
クロウ(まじか、やっぱりだめか…)
全員「ぎゃあーーーーーー!!!」
◇~時
…
……
クロウ「………んぁ、どこだここ…。」
ザーーーーー…
「雨…か…」
!?
ザザ…
ピチャピチャ…
「人…誰だ!?キッドか?ラリーか??アテナか???」
ピチャ
「誰だ、おまえ…?」