表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

海賊船での女船長

二話にして、早速海賊と遭遇…


静かな波に揺れながら進む船の上で、俺は寝ていた。

ラリーが持ってきていた大きな布を布団代わりにしながら、俺は寝ている。

いやー、にしても気持ちいいねー。この感覚。

こんなときは海賊船でも現れるんじゃね?って現れるわけないけど。


俺はがっかりしながら立ち上がる。

あくびをしながら、村から持ってきた釣竿を掴んで、糸を海に沈める。

するとラリーが突然俺のところに来る。

片手に望遠鏡を持って、なにやら慌てていた。


落ち着け、口を動かすんだ。

俺はそう思いながらラリーの話を聞く。


「ク、ク、クロウ…あれって…もしかして…」

「どうしたんだ?一体何を見たんだよ、貸せ。」


俺はラリーから望遠鏡を取って、彼女が見ていたところを見る。

すると、ドクロの旗印に赤い船があった。

あれって、まじで海賊船?カッチョィー!!


俺は目を光らせながら、ラリーに言う。


「おい、船動かせ!あんなカッコいい船手放すわけねぇだろ!」

「あ、え!?わ、分かった!!」


少しテンパりながら、ラリーは船を海賊船のところに動かした。









「船長、なにやら船が見えますぜ。」


青いバンダナに、シマシマ模様の服を着た男がが望遠鏡を見ながら答える。


「船長!どうしますか!?撃ちますか?」


男は船長に声をかける。

赤い椅子に座っていた船長は、黒いブーツに赤いマント、山賊剣サーベルを腰につけ、赤いドクロの帽子をかぶった女船長が答える。


「撃っていいわよ。どうぞお好きに…」


男は他の男たちを集めて、大砲の準備をする。大きな弾を大砲の中に入れて、火をつける。

そして、ドーンッ!!!と音をたてて俺ののところに向かっていった。


音に気づいて、上空を見た俺は大砲の弾が落ちてくることに気づく。

まじで大砲の弾?どうしようか…

だが俺は迷うことなく大剣を抜いて、その大砲の弾をぶった斬った。

斬れた弾は海に落ち、俺は剣を鞘の中に納めた。


海賊船から見ていた男が口をあけ、呆然とする。


「う…うてぇええ!!!!」


バンダナ男の合図とともに、複数の箇所から大砲が飛んでくる。

だが俺は次々と来る大砲の弾をぶった斬っていった。


女船長が椅子から立ち上がって、俺の方を見る。



一体…何者!?



あーあ、めんどくせぇなぁ…もう海賊船に入るか。

俺はそんなことを思いながら、海賊船から十メートルも距離がある場所からジャンプする。


俺はそのまま船に乗り込み、部下たちを見る。

すると、女船長が手を上げ、指示する。


「な、何してるの!!早くやりなさい!!」


女船長の部下たちが腰につけていた剣を抜いて俺に襲い掛かる。

っふ、その程度の兵力で俺に勝てると思うなよ?


俺は瞬時に動いて攻撃をどんどんかわしていった。

そして、十人くらいで襲い掛かってくる場所から抜け出し、足を地面につける。


その直後、俺はカッコつけるように。


「必殺!!下半身急所蹴り!!!」


「いてぇええ!!!アソコが…」


次々と男たちが大事なところを手で押さえながら倒れこむ。

遠くのほうで船で待っているラリーが顔を手で押さえる。


「もう…ヘンタイ!!」


すると、船の部屋のところから、女の部下が現れる。

なんなんださっきからよう…俺に手を出してきて。


一人の女部下が俺に斬りかかる。だが俺はその攻撃を簡単に避ける。

そして俺はそのままその女部下の後ろに回りこみ、大胆なことをする。


そのまま胸を掴んだ。


「んみゃぁ!!!」


うめき声を上げながら俺が手を離すと、女部下が自分の胸を押さえながら倒れこむ。

一度やってみたかったんだよね、これ。

そんなことを考えながら、他の奴らを睨みつける。


すると、女船長が俺の所に歩いて向かってくる。

俺はズボンに手を入れながら待つ。

女船長が近づいて、俺の頭に銃をつける。


え、なにそれ、威し?おいおいなめられたもんだな…

残念そうに俺はため息をつく。すると船長はそのまま引き金を引いた。


俺はそのまま首が後ろに落ちる。


普通なそうだった。だが俺は違うんだよ。だって俺、かわせちゃうもん。

俺は再び頭を戻し、船長を驚かせた。女船長は驚いて、腰を抜かす。

さーてどうしようか。このままこいつを…


そう俺が考えたときだった。船長が泣き出した。


え…ちょ、何それ…急に泣き出したぞ…

俺は少し疑問に思いながら部下たちの方に顔を向ける。


だが部下たちは俺が見たときにはすでに全員土下座状態だった。


「すいませんでした!!!!」


「お前ら全員土下座してどーすんだよ!!!!!」


俺は怒りながら、部下たちに言った。

全く何なんだよ。この海賊船は…

基本的には俺が脅したのが悪いんだけどね。


俺は船長のところによって手を差し伸べる。


「ほら、何海の船長が泣いてんだよ。手、貸せ。起こしてやるから。」


あれ?これ決まったんじゃね?すげーカッコよくね?

俺の一言で顔を真っ赤にしながら。彼女が立ち上がる。


そして、俺に向かってこう言った。


「べ、別にあんたが怖くて泣いたんじゃないんだからね!!」


ツンデレ口調ですか…まさかこの船長がツンデレだったとは…

だが俺も旅の目的を忘れてはいけない。

俺は彼女の腰につけていたサーベルを取って、首元にサーベルを近づけた。


俺はそのまま彼女を人質にして、部下たちを脅す。


「こいつを殺されたくなかった、おとなしく俺に従え。分かった?返事は!?」


まるでどっちが悪党なのか分からないまま、俺は海賊船ごと奪ってやった。




一体どっちが悪党なのか…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ