始まりの囁き
君はこの世が平等なんかじゃないってことぐらいは知ってるだろう?
こんな世の中に生まれてしまったら、嫌でも思い知るだろうけどね・・・
それをどうにかしようと思うときはあるかな?
・・・あるでしょう?
・・・・・・・でも、あきらめてるでしょう?
君は自分には何もできないことがわかっているから
僕ならそれを変えられるよ
君が望むのなら、敵だって殺す
仲間を救う
裏切り者を粛清する
富を与える
知識を授ける
未来を見せる
何だってくれてやろうじゃないか!
ああそうさ!!君がそれを望むのならば!
だから、僕を連れて行きなよ
・・・いいや、‘僕達’を連れて行ってくれないか?
君達の未来と、僕達の沽券の為に
・・・大丈夫、君ならきっといい‘主’になれる
だって君は、僕達が認めた‘いい子’なんだから・・・
ふふふ・・・