第5話 なによ、あの砦
登場人物紹介
剣城さくら 剣城道場の一人娘
三崎すずり さくらの仲間
丸橋りりあ さくらの仲間
如月あんな 砦を攻撃する者
金谷まひる 砦を攻撃する者
剣城雲龍 剣城流剣術の師範、さくらの父
*登場する名称は全てフィクションです。
「さくら、ちなみから手紙来たよ。」
「よくここが分かったよね。」
「まあ、さくらの行きそうなトコは分かりやすいからねぇ。」
「それで、すずり何て書いてんの?」
「タナガヤ砦に行ってよ~ん、だってさ。」
「タナガヤ砦?」
「さくら、あそこじゃね、最近出来た掘っ建て砦。」
「ああ、ガラの悪い連中が集められてるよね。」
「また悪巧みしてるに決まってるよ、さくら行くでしょ。」
「ほっとく訳にはいかないよね。」
「じゃあ、さっさと支度して行くかい、さくら。」
「いざ、タナガヤ砦へ。」
「ここがタナガヤ砦だね。」
「いやいや、砦ってより資材置場的なヤツ...。」
「まあ、テキトーにやった感は否めませんね。」
ん?なんかあそこが騒がしいよ。
「あそこで何かしてるよ。」
「あら、誰かが砦モドキに攻撃していますね。」
「頑張ってるようだけど、ワル...多すぎじゃね。」
「加勢しよ。」
砦モドキに近づく。
「あの、砦...壊すんですか?」
「こんなワルの巣窟、見過ごす訳にはいかないのさ。」
「我々だけでもこんな砦壊しますよ。」
「あなた方お名前は?」
「アタシは如月あんな、ワルが嫌いなんだよ。」
「私は金谷まひる、あんなさんの話を聞いて参加してます。」
「私は剣城さくら、あんなさんと同じくワルを退治してるよ。ここは一緒に戦おうよ。」
「おいさくらさん、剣城ってかつて将軍の指南した師範じゃないのか。」
「指南したのは父上だよ。今は私が継いだかな。」
「そうかい、この砦...いや砦モドキは、この辺りを牛耳るサカキってボスが仕切ってる。サカキはチンピラを金で雇いこの地域を支配しようとしてんだよ、なあまひる。」
「さくらさん、私とあんなさんは、ここの民に世話になりました。砦が出来てから物騒になり安心して住めなくなったのです。」
「あんなさん、まひるさん、お二人であれだけの者を倒すのは厳しいのでは。」
「そうかもしんない。でもね、ワルを放置するのはアタシには出来ないんだよ。あんな奴らにこれ以上好きにはさせない。」
「あんなさんは大切な方をワルに殺されたんです。私だって、こんな世の中にならなければ...。」
「分かってるよ、私は悪の総本山のラスボスを倒すんだよ。その前に目の前の敵からかな。」
「さくらさん...、では...。」
「すずり、りりあ、あんなとまひるに加勢してあの砦を吹っ飛ばしちゃおうよ。」
「そうですね、さくらならそう言うと思っていましたよ。」
「さくら、はなからそのつもりだよ。とっととやっちまおうよ。」
砦のチンピラはざっと100人くらいかな。
「さくら、では行きます。必殺すずりトルネード!」
「そんじゃ、必殺りりあバースト!」
数人が吹っ飛ぶがまだまだ相手は多い。
「まひる行くよ、必殺あんなライジング!」
「ええ、あんなさん。必殺まひるグランド!」
かなりの威力だ。数十人は吹っ飛んだ。
「どんだけいるのよ、さあくらいなさい、必殺さくらシュレッダー!」
敵はほぼ全員吹っ飛んだ。
「誰じゃ!オレの手下をやったヤツは!」
「さくらさん、あれがボスのサカキだよ。」
「サカキはかなり強いですよ、気を付けて下さい、さくらさん。」
まあ、チンピラ集めるだけあって腕は立つようね。
「あなたがサカキかしら。」
「なんだテメエ、ブッ殺されてぇのか。」
「あなたみたいなヤツは始末するしかないわね。」
「はぁ?お前みたいなチンチクリンが俺を倒すだとぉ...冗談だろ。」
「まあ、あなたに話しても分からないでしょうね。」
素早くサカキの懐に一撃くらわす。
「ぐはぁ...。」
「これはほんのご挨拶よ。」
「ぐっ...、きっ...きさま...ぜってぇ許せねぇ!」
サカキは刀を振り回す。
しかし、相手の動きは見切った。
「ちょこまか逃げんじゃねえよ!」
「なら、これはどう。必殺さくらシュレッダー!」
「ぎゃ...。」
サカキはうずくまる。だが、立ち上がった。
「少しはやるようだが、そんなへなちょこな技など効かんぜ。」
「そう、ならこれはどう。秘奥義さくらスクランブル!」
衝撃波がサカキに命中する。
だが、サカキは倒れない。
「かなりの腕だが、そんなんじゃ俺様は倒せんぜ。」
「そう、ならば本気で行くしかなさそうね。」
「なに、今までのは本気じゃないのか!」
「あなたは分かっていないようね。剣城流剣技の真髄を。」
「剣城...あの指南役なのか...。」
「己の未熟さに後悔しなさい、サカキ。剣城流究極奥義さくらファイナルスター!」
無数の衝撃がサカキに命中する。
サカキは一瞬にして絶命した。
すずり、りりあ、あんな、まひるの4人が放つ必殺技で砦は粉々に粉砕された。
「これで親玉も倒し、拠点も破壊出来た。さくらさん、ありがとう。」
「あんなさんとまひるさんはこれからどうするの。」
「ちなみさんから連絡が来てね。そちらに行くことにしたよ。」
「じゃあここで別行動かな。」
「いや、いずれまた会うことになるよ。それよりちなみさんからの伝言だよ。」
「何かな。」
「敵の本拠地が分かったよ~ん。そこの砦の先にある城、暗闇城だからね~だってさ。」
「暗闇城か...、そこに闇柳はいるんだね。」
「まあ、それは分からないけど、仲間が既に向かっているとのことだよ。」
「そう、すずり、りりあ、いよいよ最終決戦だね。」
第6話 予告
暗闇城で戦うゆうりとらんる。苦戦を強いられる2人にさくら一行が加勢する。
次回 「暗闇城の死闘」
ついに炸裂、さくらの技。
次回は遂にラスボスが見えて来るか?
ではまた。




