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さくらシュレッダー  作者: ひろーら


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2/7

第2話 なんなの?!ライバルって

登場人物紹介

剣城さくら  剣城道場の一人娘

三崎すずり  さくらのライバル

剣城雲龍   剣城流剣術の師範、さくらの父


*登場する名称は全てフィクションです。

「必殺!さくらシュレッダー!」

「ぐがっ!」

さーて、ワルも退治したことだし、ご飯、ご飯っと。

「ちょっと待ちなさいよ。」

ん?誰?

「何か用?」

「あなたの太刀筋は見えたわ。」

「ナニアンタ?」

「私の名は三崎すずり。一番の剣士を目指す者よ。」

なんなのよ、この人...。無視無視...。

「ちょ、ちょっとどこ行くのよ。」

「ご飯食べるんだけど。」

「あのさ、私と勝負しなさいよ。」

「なんで?」

「だから、腕試ししたいのよ。」

「ふ~ん、勝手にすれば...。」

「いやいや、相手アンタだから。」

「ん?なんで?私ご飯の時間だけど。」

「何で分からないのよ。アンタ強そうだから、勝負してアンタに勝ちたいのよ。」

「あ~、はいはい、よくいるよね。強そうなヤツに挑む人。私そう言うのパスだから。じゃあね~。」

「なんでなのよ~、頼むからさぁ戦ってよ...。」

「まあ、とりあえずご飯でも一緒に食べよ。」


「んで、何で強くなりたいのさ。」

「これ、うまっ。」

「バクバク食べないでよ。」

「いや、アンタ...こんなん毎日食べてんの?」

「おかみさんの好意だよ。」

「何したん?」

「さっきのワル、ちょっと懲らしめただけだよ。」

「そういや、隣の宿場でも暴れてたよ。」

「なんなんだろうねぇ。」

「裏で悪巧みしてるって噂だけど、これうまっ。」

「話すか食べるかにしなよ。」

「ところで、アンタ名前は?」

「私?剣城さくらだけど。」

「ん!剣城って、あの将軍の指南役した人?」

「父上だよ。まあ、最近はダルってるけどね。」

「まさか、冗談だよね。」

「マジだけど。」

「成る程、ならば先程の太刀筋は師範直伝ってやつか。」

「いや、私のオリジナルだけど。」

「嘘でしょ、自分の技でアレなの。」

「うん。」

「あのさ、ご飯食べたらでいいんだけど、稽古してもらえるかな。」

「すずりは何で強くなりたいの。」

「うちはさ、貧しくて剣術道場とか行く金も無かったんよ。だから、色んな強そうなヤツと戦った。なかなか勝てないんだけどね。」

「ふーん、食べたら外、出よっか。」


「じゃあ、すずり、打ち込んでいいよ。」

「さくら、遠慮はしないからね。」

すずりが打ち込んで来る。

少しは出来るようだが、我流では無理があるな。

「はっ!」

「くっ...、勝てないの...。」

「まあ、我流で伸ばしたようだけど、それじゃ限界が見えるよ。」

「何が違うのよ。」

「剣術の基本をしっかり修得しないと本当の強さは出ないわよ。」

「どうせ私には、そんなもの修得する金も技術も無いわよ。」

「すずりは何で強くなりたいの。」

「うちの父は辻斬りに殺された。母も働いていたけど、過労で倒れて亡くなった。力無い者はこの時代生きてゆけないんだよ。」

「強くなって何したいの。」

「少なくともワルに倒されずにすむ。」

「いいねぇ、気に入ったよ。すずり、アンタには私が剣術を教えてあげるよ。」

「えっ、私に教えてくれるんかい?」

「ああ、筋は悪くない。かなりの腕になるんじゃないかな。」

「さくら...ありがと...。」


翌日からすずりを特訓した。

まあ、色々と勝負して来ただけあって力はあるけど、技は粗削りだね。

「すずり、剣はこうさばくんだよ。」

「成る程、無駄が無いね。」

「そうそう、必殺技とかやってみるかい。」

「私に出来るかな。」

「それは分からないけど、出来るって信じなきゃ放つ事は出来ないよ。」

「ならば、やる!」

すずりは構える。いい構えだ。

剣先に集中している。悪くない。

「すずりトルネード!」

すずりの放つ衝撃波が木をなぎ倒す。

「やるねぇ、すずり。」

「さくら、出来たよ、必殺技が出たよ。」

「これでワルにもひけを取らないね。」


宿屋。

「さーて、私は旅の続きに出るよ。」

「さくら、何処に向かうの。」

「別に決めてないかな。何となく、どっかに向かおうかな。」

「ならさ、私も一緒に行っていいかな。どうせ行く宛無いし、天涯孤独だし。」

「そう、ならすずりも一緒に行こうよ。道中剣技も教えてあげるよ。」

「やり~、益々強くなっちゃうじゃない。」

「なら、ワル退治の旅と行きますか。」

「いいねぇ、世直しツアーって感じ。」


「おかみさん、お世話になりました。」

「こっちこそ助かったよ。アイツらには皆迷惑してたんだよ。お嬢ちゃん達、これから何処に向かうんだい。」

「特に決めて無いですが、ワルのいそうな所かな?」

「なら、東にある宿場町だね。あそこにはワルの元締めがいるって話だ。」

「元締めですか、皆大変なんだろうな。」

「ここは大した町じゃないからそうでも無いけど、栄えた町には大抵いるんだよ。幕府が衰退してからは酷いもんだからね。」

「幕府か...、それにしても将軍がやられるなんて信じがたいけどね。」

「将軍様は内部の裏切りにあったって、もっぱらの噂さ。じゃなきゃこんなことにならないさ。」

「まあ、うちらは目の前の問題を片付けるだけでいいけどね。さて、すずり行こうか。」

「うん、さくら準備出来たよ。ありがと、おかみさん。」

「2人とも気をつけるんだよ。」


第3話 予告

新たな宿場町で起こる事件。そして剣城道場を破った剣士が現れる。

次回 「ちょっと、強いじゃない、この敵」

新たな仲間すずり登場。

次なる敵は?

ではまた。

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