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世界の真相

どうも!スキーです!

今回も手に取っていただきありがとうございます!

第一幕【裏の顔】


扉の先にいたのは、威厳のある黒いスーツを纏った男が三人。その背後の壁には、何やら複雑な設計図が貼り付けられていた。男たちはそれを見て話し合っている様子だ。

どうやらデルゲ・セントラルの都市設計図らしい。所々に赤丸で目印らしきものが付けられている。

そして、俺は隠れて探るのではなく、あえて姿を現した。聞いたほうが早そうだと感じたからな。

「……それはなんだ?」

振り向いた男たちは驚き、言葉を発そうとした。

「なっ、新入——」

次の瞬間には1人の全身がバラバラに砕け散り、首だけが残されていた。

「ひっ……うぁ……な、何をした……死んで…ない…」

恐怖に震える首だけの男たちに、俺は冷静に告げる。

「死なないようにする能力を、お前に組み込んだだけだ。」

そして、赤丸の印が付いたデルゲ・セントラルの設計図を指差した。

「これは何だ?教えてくれるのなら解放してやってもいいぞ。"教えろ"」

俺の言葉に強制力が宿り、男は抗えずに口を開いた。

「そ、それは……都市のあらゆる場所にアポストルを解き放つための……設計図です……」

さらに問いかけようとした瞬間、男たちの肉体は突然ドロドロと溶け崩れ始めた。

「ぐおおおおお」

断末魔をあげ、跡形もなく蒸発した。すぐに蘇生しようと思ったが、蘇生できない。

……自己消滅。あるワードのことを喋ってしまうと消滅してしまう制約をかけられているのか…?誰が付けたのかは知らんが、恐ろしいことをする。

俺はすぐに警戒を強めたが、周囲に異常はない。残された設計図を手に取ると、そこには人目につかない都市の各所に“封印の座標”が刻まれていた。

……ここが、アポストル具現化の地か。どれも、路地裏や、ドラゴンの巣の裏など、明らかに人目の付かないようなところでアポストルを顕現させようとしていたのだな…

その時、不意にしわがれた声が響いた。

「ワシの計画を……邪魔する気かァ!」

現れたのは一人の老人。手には禍々しい神剣の一つ、地獄剣 《デッドエース》が握られていた。

「噂に聞く政府の扱う神剣か。」

振るわれた瞬間、俺の存在は強制的に地獄へと落とされる。

「はぁ…面倒くさいものだ。地獄に来るのは…500年ぶりか」

だが、完全に落ちきる前に俺は次元移動により、地上へと戻る。

「……はぁ……はぁ……この計画を邪魔されるわけにはいかん……」

次の瞬間には老人の眼前に再び俺が立っていた。

「邪魔されたら、どうなるんだ?」

空間を繋ぎ直し、悠々と戻ってきた俺は老人の首を掴む。

「アポストル顕現の目的……教えてもらおうか。」

完全な認識阻害で外界からの視線を断った。だが、老人の肉体もまた悲鳴とともに溶け落ち、何も語らずに消滅した。

「……結局、聞き出せんか。」

残されたのは神剣だけだった。俺は神眼を開眼し、政府が隠していた神剣の在処を即座に把握する。回収したのは《デッドエース》と合わせて、三振り。

地獄剣 《デッドエース》

海王神剣 《アストラルウォーター》

《炎焔・地獄火》

「人間に持たせるには危険すぎる……それに、あの老人。神剣を使えたということは超越存在…つまり、天界人か……?だが、随分と弱かったな。超越存在の気配も感じなかったが…」

三本の神剣を手にした俺は政府本部を後にし、デルゲ・セントラルへと帰還した。


第二幕【真実】


俺は学園に戻り、校長室を訪ねる。

「零矢、政府でのことだが…」

零矢はすぐに俺に目を向ける。

「おぉ、もうなにか成果があったのか?」

「どうも、天界と政府は繋がっているのはほぼ確定のようだ」

零矢はさらに追求する。

「そうか…それで…他には…?」

「神剣も本当に3本。政府にあった…アポストルとの関係も…だが、詳しく聞こうとすれば蘇生不可で自己消滅する呪いのようなものがかかっていたらしく、詳しくは聞けなかった…」

そして、俺は零矢の机の上に神剣を置く。

「神剣だ。俺が持っていても仕方がない……零矢に持たせる」

実際、ここにあるものより強い神剣を持っているのでな…

零矢は黙ってそれを受け取ると、静かに頷いた。

「うむ。俺が預かっておこう」

神剣はそのまま校長室の地下の封印庫へと運ばれていった。

俺はふと問いかけた。

「……そういえば、国のお偉いさんがまとめて消えたが、この国は機能するのか?」

「そういえば…そうだな…いきなり、政府の人間が消えるのはまずい…な…」

零矢は冷や汗を流す。

その答えを返したのは、俺の背後から響く聞き慣れた声だった。

「それは大丈夫」

現れたのはクリスだった。

「クリスか。どうしてここに?」

「私の宇宙(ストーリー)だから、別にどこに居てもいいでしょ?暇だったから来ただけ」

なんともクリスらしい…

「私が彼らの肉体を形をした人形に仮の魂を入れて、政府としての体裁を保つよう指示してあるから」

納得した俺は、零矢とクリスに告げる。

「アポストルの発生源を潰してくる。JOKERほどではないだろうが、放っておけば世界を脅かす存在だ」

零矢は頷き、見送る。

「……気をつけろよ」

俺は口元をわずかに緩めた。

「ははっ、この俺が完全消滅することなどあるまい」

俺の姿は光とともに消えた。


第三幕【アポストル達】


俺は都市各地に点在するアポストルの発生源を潰しに周る。特に問題なく、順調にそして最後の一つに辿り着いたとき——

「……これで終わりだな」

そう呟いた直後、俺の足元の魔法陣が唸りを上げ、強烈な光を放った。

「オレは忘却のアポストル……」

「私は光のアポストルよ」

「オレは精神のアポストルだ」

三体のアポストルが、揃って現れた。

「ふむ…少し、間に合わなかったか。」

俺は構える。

「やれやれ……まとめて片付けてやる」

最初に仕掛けてきたのは光のアポストルだった。

その動きは速く、俺の周りをグルグルと帯を巻いて移動している。

「光速の攻撃よ!光より速く動けるなんてことはない!さぁ、死になさい!」

眩い閃光が襲いかかる。だが俺は悠然と目で追い、そのまま眼力で拘束した。光のアポストルは動けていない様子だ。

「いつから光より速いものがないと決めつけた?」

その隙を突き、忘却のアポストルが手を伸ばす。

「うははっ!お前の記憶を抜き取り、何も認識できなくしてやる!」

俺は忘却のアポストルの頭を掴む。

「なぁ、忘却よ。それは、自分の記憶も消せるのか?消せるなら、消したほうがいいぞ。嫌な思い出となる。」

「――ッ!?」

俺は忘却のアポストルの頭から全身にかけ、破滅の力を送り込む。忘却のアポストルは震えて崩れていった。

「俺は決して記憶を忘れん。お前の考えなど、浅はかだ。お前の考えもな、光。」

眼力から破滅の力を流し込み、光のアポストルも消滅させる。

残るは精神のアポストル一体。怨嗟の声を上げ、精神干渉を仕掛けてくる。

「くっ……苦しめ……鬱に沈め!こんな…化け物だなんて…聞いてねぇぞ…!」

だが、俺は一歩も動じなかった。

「精神攻撃も通用せん」

その言葉ととも俺は精神のアポストルを殺したという因果結果まで飛ばして精神のアポストルを殺す。

その場に静寂が戻る。俺は一つ溜息を吐いた。

「……弱い弱い。やはり、JOKERが異端すぎただけか…」

JOKERの異常性を再認識しつつ、夕闇が迫る街を背に、俺はゴッドシグナルへとワープで帰還した。

夜の城は静寂に包まれていた。俺は広間の高い窓際に立ち、遠くに瞬く街灯の光を眺めながら思考を巡らせていた。なぜ自分がここへ送られたのか。なぜJOKERのような刺客が送り込まれたのか。天界が何を隠しているのか──その疑念は、俺の胸の奥でゆっくりと膨れ上がっていった。

「ふむ……やはり天界に秘密があるのだろうか……」

考えを巡らせたそのとき、城内のどこかから聞き覚えのある声が響いた。乾いた、どこか滑稽な笑い声だ。

「ふは……浮かばねぇ顔だなぁ……」

俺は反射的に振り向いた。

「誰だ――」

薄暗がりの中から、見窄らしく縮こまった姿がふらりと現れた。かつて倒したはずの、あの忌々しい“ダーク”だ。だが今の姿は以前よりも小さく、ボロボロで、どこか哀れさすら漂わせている。

「俺様だぁ……JOKERがお前を倒せなかったんだってなぁ…?じゃあ、今お前と戦ってもどうしようもねぇだろうし…最期にちょっと教えてやるよ。自由神のことと、天界の裏話をなぁ……」

俺の瞳が瞬間的に鋭く光る。

「何を言う。真実なら聞こう。」

ダークはニヤリと笑うと、自らの身体が粘土のように…あの政府の奴らのように溶けていった。だが、無限に闇を増殖させて自身の肉体を保たせ、耐え忍んでいた。

「時間があまりねぇから手短に行くぜ。かつてこの世界は、今のような能力が蔓延る“チート”の場ではなかった。普通の世界だったんだ。でも、ある日“自由神”って奴が介入した——」

ここまでは俺も知っている話だ。

「奴は、能力を人々に与えた。しかも、ただの力じゃねぇ。強力な能力(チート)だ。人々はそれを喜んだ。だが、その力を与えた真の理由が――お前を殺すためのものなんだ…」

「なんだと…俺を殺すため…?

「あぁ、そうさ。アイツはデルゲ・セントラルの能力者の者達から生まれた新たな能力を自分のものとし、お前を倒すための能力が生まれるまで、1000年蓄えてたんだよ…」

ダークの体はどんどん小さくなる。

「……お前の言う“自由神”とは何者だ」

ダークは吐き捨てるように続けた。

「自由神はな、消失存在という“しているがしていない”って事実を扱える。つまり、表に現れずにこの世界に居続けることができる存在だ。デルゲ・セントラルはな、知らねぇうちにその“力を溜めるための仕掛け”になってたってわけだ。お前を倒すために、ここ全体を能力の強制力が下がってしまう魔法陣になってやがる。」

確かに、今の俺の強制力なら、JOKER相手にもっと前線していたはすだ。効き目が悪いと感じていたのは気のせいでは無かったようだ。

「自由神やそれに関わる話題は禁句。言えば瞬時に体が無くなる…ぐうぉおっ!」

ダークはもう塵になりかけている。

「俺も保たねぇ……ここまでしか言えねぇ……」

言葉の流れは滔々としているが、ダークの身体は次第に薄れていく。彼の言葉の最期は、ほとんど掠れた囁きになった。

「ちくしょうめ……ここまで語ってやったんだ!もう、自由神に従う意味もねぇ…アイツをぶっ飛ばしな!俺は…常に強いやつの味方なんだよ……」

そして、ダークは無限の再生でも追いつけない速度で溶けて消え去っていった。残されたのは、冷たい静寂と、床に滴る黒い跡だけだった。

俺は消えゆく影を見据え、胸にじわりと燃え上がる感情を抑えきれなかった。怒り──それは単純な炎だった。

「……自由神か。よかろう。お前は俺の心に、確かに火をつけたな」

俺の声は低く、しかし確固たる決意に満ちていた。

「今に見ていろ。自由神……お前を殺してやる。」

窓外の夜空が静かに揺れ、城の影が長く伸びる。俺はそっと拳を握り締め、次に取るべき行動を思い描き始めた——天界の秘密を暴き、自由神の正体を暴くために。


第四幕【信仰し続ける者】


次の日――

俺は学園の仲間たちを集め、政府で得た情報と、うんこマンから聞いた自由神の存在について話した。

「……つまり、デルゲ・セントラルにはまだ“影”が潜んでいるというわけか。」

風邪で昨日休んでいた無羽飛が言う。

教室の空気が一瞬で張りつめる。七央は不安そうに唇を噛んだが、すぐに顔を上げた。

「……大丈夫。だって私たちにはヴィクトニケがいるから。」

アスガが手を机に叩きつける。

「だったら…私達も戦う!世界の危機でしょ?立ち上がるしかないわ!」

結弦はため息をつきながらも、笑みを浮かべる。

「君はいつも軽いな。でも……まぁ、逃げる気はないけど。」

「ヴィクトニケの役に立つことなら…なんでもするぜ!」

俺は一瞬だけみんなを見つめ、やがて小さく頷いた。

「……そうか。ならば証明してみせろ。」

その夜――

デルゲ・セントラル学園の裏山に、皆を連れてくる。

「ここでなにをするの?」

アスガが聞く。

「なに、簡単なことだ。お前の長所を伸ばすため、能力を最大限活かし、戦うがいい」

すると、俺の後ろの草木から黒い影がぞろぞろと現れる。

「ククク……コイツらをボコしていいのか?ヴィクトニケ…」

「JOKER様の遺志を継ぐ者だぜ……!」

「私達がJOKER様の仇をうつわ…」

JOKERを信仰する連合の残党達だ。

俺は笑った。

「お前達じゃ勝てん。これはお前らを殺すための処刑法に過ぎん。俺の仲間を舐めるなよ。」

連合達は闇の拳を操る巨漢。全身から核レベルの爆発を撒き散らす女。鋭い糸で空間を切り裂く青年。放射線を全身から撒き散らす男。不可侵の領域を展開する男――5人の刺客だった。

仲間たちは立ち上がる。

俺は一歩後ろに下がった。

「今回は任せる。お前たちの力を示せ。」

七央が前に出る。

「みんな、私が支えるから……!」

癒やしの光が仲間たちを包み、戦闘が始まった。

アスガは咆哮と共に相手に立ち向かい、闇の拳を持つ巨漢に突っこむ。

「はああっ!!」

力押しでは分が悪いが、アスガには強いカウンターがある。

「ふぅん!」

闇の力を放つ拳がアスガへと向かう。だが――

「効かないわ!ヴィクトニケの髪の毛一本の方が100倍以上強いわ!」

《エンドクラッシュ》で闇の拳の力を反射し、闇の拳を持つ巨漢に逆にダメージが入る。

「ぐぅおっ!!」

倍以上で返ってきたダメージに巨漢はアスガの居る場所の反対方向へ吹っ飛ぶ。

「こんにゃろ…」

巨漢は立ち上がるがアスガには圧倒的な切り札がある。

「じゃーん。これ、なんだと思う?」

イーノルの使っていた傷を負わせれば即死する剣だ。

「んだそりゃ…まっ関係ねぇか…!しねぇ!」

闇の拳が迫るが、アスガが可憐に身を躱し、巨漢に傷をつける。その瞬間――

「うおおっ…」

巨漢は倒れた。剣に触れたことによって問答無用で倒れたのだ。

「ふん。口ほどにもない男ね。」

その頃、結弦は冷静に爆破女の動きを分析している。

「キャハハハ!どう?核レベルの爆発に近づくことなんて出来ないでしょう?お得意の銃も…吹き飛ぶだけよ!」

「確かに、その通りかもね。でも、君は僕の銃をちゃんと見れてないよ」

爆風のリズムを読み切る。

「今だ……!」

弾を一閃、爆発の中心に撃ち込む、本来なら爆風で逆に弾は返されるが、結弦の天才的な銃のセンスにより、弾は爆風を利用し、女の頭に打ち込む。

「――ッ!?そんな…馬鹿…な…」

女は一瞬で倒れ込んだ。

その隣では、無羽飛は糸使いの青年に追い詰められていた。あれはただの糸では無く、空間までえぐり取るものだ。無羽飛の能力じゃ、対応しにくい。

「くそ…《シャッターショット》を使う暇がない…」

無羽飛は一瞬、立ち止まる。

だが――

「俺は……逃げない!」

その間にも糸は迫っていた。

「ヒャハァァ!死にやがれえぇ!」

無羽飛は完璧に躱し、相手に向かい、手を向ける。

「《シャッターショット》ぉ!!!」

相手の空間は上書きされ、デルゲ・セントラルという空間から完全に消え去った。

その頃、野郎は

「んだぁぁ!硬ねぇなおい!」

不可侵領域を張るものに苦戦していた。不可侵領域くらいは野郎でも構造を理解出来てしまったらしく、野郎の能力は上手く発動しない。即死出来ないのだ。

「ハハハ、無駄ですよ。」

野郎の相手は完全に油断しきっている。

「私の領域に踏み込むことは出来ません。こちら側から一方的に殺させていただきます…」

野郎の相手は銃を構える。――が。

不可侵領域にピキッとヒビが入る。

「うおおお!殴る!殴る!殴る!殴って殴って殴って殴りまくるぅぅぅ!!」

野郎が懲りなく不可侵領域に向かって殴りまくった結果、物理を超越し、概念にまでヒビを入れる。

「はわぁぁぁ!そんなはず…!」

野郎の相手は銃を撃つ。しかし、野郎に弾き返される。

そして、ついに不可侵領域は壊れた。

「よぉやく…殴れそうだぜぇ!!」

野郎の拳が閃光を越える速さで男に向かう。

「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

男は拳を顔面で受け、地面へと叩きつけられる。頭蓋骨は完全に粉砕され、もう、立ち上がることは出来ない様子だ。

「ふむ…身体能力を限界突破させたか…野郎…やはり、お前には退屈しない…」

そして、七央が皆の回復に立ち回っていた時、後ろから1人の男がやってくる。

「はは…俺の放射線をまともにくらえば…即死だぜ?」

全身から放射線を撒く男が現れる。

「あなたが最後の相手…!」

七央は手に《クリアスモーク》を構える。

「今の私なら…使えるはず!」

七央は《クリアスモーク》を構える。

すると七央の姿は完全に消える。

「んなぁ…どこだっ!」

男は七央を探し回る。すると男の背後から七央が姿を現す。

「はぁぁ!」

《クリアスモーク》で男の背中を勢いよく裂く。

「んがぁぁあっ!」

男は血を噴いて倒れる。

「うぐぅ…透明化しても…放射線からは逃れられるわけ…」

「《クリアスモーク》は透明化出来るし、周りの空気と同化出来るんだ。放射線を含む空気にも溶け込み、放射線を無効化したというわけだな。」

俺は説明をした。

「くそおおお!」

男は悔しそうに叫びながら、完全に意識が途絶えた――


第五幕【自由神の気配】


その場に静寂が訪れる。仲間たちは息を切らしていた。

「……やったのね?」

アスガが座り込みながら呟く。

俺は前に歩み出て、冷静に頷いた。

「あぁ、よくやった。お前たちでも、この程度の敵なら倒せると証明したな。」

「ははは!楽勝だったぜ〜!」

野郎は上機嫌に答える。

仲間たちの顔に、疲労の中にも確かな自信が浮かんでいた。

「七央、よく《クリアスモーク》を扱えるようになったな。」

「そういえば…もう、私は超越存在ってことで、いいのかな?」

七央の気配を感じ取る。

「うむ、もう完成形と言ってもいいだろう。これで、その辺の能力者くらいなら余裕で倒せるだろう」

「やたー!私、強くなれたんだ!」

「あとは…皆、最低でも野郎くらいの身体能力は身につけておいてほしい」

野郎以外の表情が曇る。

「えぇ…あんなスーパーゴリラどうなんのよ…」

アスガがそう言ったところに野郎は無邪気に答える。

「父ちゃんの大工の仕事手伝ってたら気付いたら強くなってたんだよなー」

どんな現場なんだ。と思うがまぁ、野郎の親なら不思議でもない気がする。

「今日はゆっくり休むがいい」

「うん!ヴィクトニケもおやすみ!」

「あぁ、おやすみ」

俺は仲間達を家へと帰した。

その後、俺は眠りにつこうと思ったのだが、眠れず、俺は一人で城の外へ出た。

星空を見上げ、静かに拳を握る。

「自由神……貴様の狙いが何であろうと、この世界を弄ぶことは許さん。俺は必ず貴様を殺す。――この手でな…!」

スキーです!

今回は仲間の活躍がかなり大きくでた戦いになったかなと思います!序盤はヴィクトニケの圧倒的な強さを見せつけ、後半は仲間達が活躍!ヴィクトニケ以外のキャラを動かすとやっぱり楽しいですねぇ。あっヴィクトニケが楽しくないわけじゃないんですよ?でも、不自由だからこその自由もあるなぁと毎回思いながら皆のことを書いてます。そろそろ、空兎とか弓月とかは活躍させたいかもな〜〜…

今回のヴィクトニケの能力紹介!

「概念の枠となる」

これは理解できてる人少ないかと思いますので説明しますと。ヴィクトニケはあらゆるものの"枠"になったり作ることが出来るんですよね。このあらゆるものって言うのは無でも無限でも概念でもなんでもなれるんですよ。例えば、4次元の枠になることが出来るからこそ、前回の回でこちら側を認識出来たわけなんですね。あとは能力行使の枠となり、能力を発動させないことも出来ます。

次回の投稿は2025年12月21日です!

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