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小さな恋心  作者: 華帆
6/14

6:小さな火花

ブーブー

携帯が鳴ってる……。

メールかな?

携帯をゆっくり開いて見ると、伊藤先輩からのメールだった。


こんちわー♪

今さぁー、暇だから由芽子の家に来ちゃったぁ〜!



───え!!

私は、部屋から飛び出し、玄関まで走り、荒い息を整えてドアを開けた。

「ヤッホー♪」

手をひらひら振って、玄関に入ってきた。

「こんにちは。じゃあ……私の部屋二階ですので、案内します──ってぇ!」

言い終わらないうちに、伊藤先輩が、リビングに向かっている。

新垣先輩と会わせたらやばいよね?

冬香ちゃんもいるし。

「先輩!こっちですよ!?」

「えー?だってリビングでくつろぎたいしー」

ガチャ

リビングのドアを開けてしまった!

「ヤッホー♪佑介に……ドロボー猫♪」

伊藤先輩が満面の笑みで言った。

「誰がドロボー猫ですってぇ!!?」

冬香ちゃんが、伊藤先輩に怒鳴り、私の方を睨んだ。

「由芽っっ!邪魔しないでって言ったわよね!?」

「ご、ごめんなさい……」

私はペコペコ頭を下げた。

伊藤先輩は、表情を変えない。

一体、どういう事なの?

新垣先輩は固まってるし。

「そのままの意味よー?ドロボー猫さん♪あっ!それとぉー、邪魔をしたのは由芽子じゃないしぃー、あたしの事だって邪魔したんだからさぁ……人の事言えないっしょぉー?」

「!!」

伊藤先輩は、私の方を向いてピースした。

冬香ちゃんは、顔を真っ赤にして反論した。

「うっ、うるさい!!いいから帰って!迷惑だわ!」

「ここは由芽子の家でしょ?あなたに帰ってって言われてもねぇー」

な……何でこんなに仲が悪いの!?

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