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11:疑問
「なっ!何すんだあほっ!!」
佑介は強引に体を離した。
凛はそのまま下を向いていた。
「とにかく……俺、もう行くから!!」
「まっ!待ってよ!」
「なんだよ!!!」
「図書室には……行っちゃだめ……!!」
凛は小さいけれど迫力のある声で言った。
「なん……で」
「由芽子に告白したい人がいるから……!!だから!二人にさせてあげて……!!」
凛はそう言って、佑介の腕を掴んだ。
佑介は、抵抗する事ができなかった。
「どうして───」
「別に……。ここに来いって頼まれたんだよ」
佐藤はそう言って、私の真っ正面に座った。
「お前こそ、何してんの?」
「見てわかんない?お勉強中!」
「ふうん…」
興味のないような返事を返してきた。
それから、少し時間が経った頃、佐藤が口を開いた。
「ここで……新垣先輩と会ってたんじゃないのか?」