約束
かなり前に書いたものです。
ファンタジー物の挿入歌ということにすればokかな。
かならず生きて帰ってくると
私に約束して
死んでもきみを守るよなんて言わないで
稲穂がゆれる
秋の空は
青く
高く
深く
だけどお願い空の向こうに行かないで
かならず生きて帰ってくると
私に約束して
きみの名を呼び僕は散るよと言わないで
風がほえる
冬の雪は
白く
寒く
深く
だけどお願い雪を赤く染めないで
かならず生きて帰ってくると
私に約束して
きみの中で僕は生きると言わないで
かすみにゆれる
春の草は
青く
若く
強く
だけどお願い草の中で眠らないで
かならず生きて帰ってくると
私に約束して
強くなってくれよなんて言わないで
波もしずかな
夏の海は
青く
暗く
深く
だけどお願いどこかの島で生きていて
・・・・・・。
書いてるほうは胸痛ものですが、読者はどうか気になる。
