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No.473.「さよなら」の一言にうちぬかれる
冷たい海 雨ざらしの小船
波がうちよせ 流れるままに漂う
突然別れを切り出した君の気持ちはわからずじまい
浜辺に立ち尽くして 沈み行く 太陽を見つめてる
「さよなら」の一言が やけにひずみをつくり きしんでしまう
毒をもられて 指一本も動かせないぐらい 重くのしかかる
黒ずむ空 干からびた木片
砂にうずもれ 動く事もかなわずに
目覚めていても眠りにおちてても 浮かび上がってしまう
消し去りたい記憶 ふつふつと沸きあがってしまう
「さよなら」の一言が やけにひずみをつくり きしんでしまう
毒をもられて 指一本動かせないぐらい 重くのしかかる
出会う事が どんな恋心でも はじまりになる
片思いだったり お互いに想いあっていたり
それこそ さまざまな 人それぞれ
笑顔も涙も喜びも悲しみも 何もかも 許せる
永遠の絆を近いあった星空の下でも
いつか必ずとは言えないけど 「さよなら」の一言に撃ち抜かれる