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No.451.ガラスの月日

ひからびた皮膚 焼け焦げた柱 残された微かな跡

銃撃されたプライバシー うちひしがれて

暗黒の空に産み落とされた 歯車のバグ


翼に秘められし 大いなる 封じられた器

カードに記された 千年の魔術

歴史に記されぬ 伝承


てんけつに残されし 激しい気性

体をおおいつくす 紅い九尾の呪い


十二の月をこえて 三十の陽をのせて

ぼろぼろの指先 にじんでる血の味

とめどない涙 ふるえている拳 消え去った過去

鏡の中の嘘 はじけとんだジェラシー

色の無い表情 汚された神々


目ざとい意識の混濁に 呼びこめられし

魔性の吐息 青白い太陽に照らされ

直視することの出来ぬ 残虐の間


複雑怪奇に絡まった鎖 ときほぐすこともなく

ガラスのナイフが また一つ 突き刺さる

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