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世界征服部

始めての投稿です。


世の中は退屈だ。

世界は不条理だ。

僕らが住んでいる世界は曖昧で薄っぺらくて味気無い。

死んだ人間はいったいそれからどうなるんだ。

何で人が生まれたんだ。

何で宇宙が作られたんだ。

疑問ばかりが立ち並び正解が人の目には見えない塵のように思えてしまう。

これが現実だ。

これが世界だ。

僕らはそんな世界で生きていかなければならない。

何が良いのかそれとも悪いのか。

そんなことさえわからぬままに。

「チワ~ス」

適当な挨拶が教室の中に響く。

僕はそっちを見向きもせずに本を読むだけだ。

ちなみに、読んでいる本はラノベである。

そして僕はオタクである。

オタクがキモいとかそんなことを世の中の人間は考えているがそれはつまり日本固有の文化であるものを壊しにかかっているのだ。

僕は、富士山や屋久島よりもこのオタク文化をいち早く世界文化遺産にすればよかったのにと常日頃から深く深く考えている。

まあ、そんなものはどうでもいいのだが。

さて、話は本題に入るが僕はこの世界がとても嫌いだ。

理由はたくさんあるが……まぁ、とにかく嫌いなのだ。

何時からだろうか僕がこの世界を嫌いになったのは?

中学の頃は既に嫌いだったことは分かっていた。

うん、そうだそうだ。小学五年生くらいだと思う。

まあ、とにかく嫌いになった。

そんなわけで中学生時代は何に対してもやる気をだせず、ただただ中学生活の中で僕が唯一生きててよかったと思える給食の時間を楽しみにしていた。

ちなみに、一番好きな給食のおかずは八宝菜だ。

さらに付け足すとご飯はさくらご飯が好きだった。

そんな日々の中で僕は一つ、ある決心をした。

さて、話は現代に戻り、世の中の皆さんは青春を謳歌するであろう高校にはれて入学した訳だが…………。

入学式を終え、割り振られたクラスの更に割り振られた椅子に座る。

中学の同じクラスメイトはそのグループで話し合い、そうでないものは静かに自分の席で座っているか突っ伏している。

担任が入ってきて、まずこれからの動きなどの連絡を伝え、自己紹介を終える。

時間が余ったという理由でクラスメイトの紹介が始まった。

あるものはふざけ、またあるものは自信なさげにといったテンプレのような自己紹介だ……………がそれはあくまでも僕がいなかったらの話で………。

僕の番になり、教室に入って一度も音を発しなかったその重そうな口がダルそうに動く。

「皆さん、僕の名前は斉藤和樹です。趣味は読書とアニメ観賞」

趣味の「アニメ」の発言でクラスの大半の女子は退いていた。

だが、僕の真骨頂はこれからなのだ。

「僕はこの高校である部活を作りたいと思っています」

これが中学三年生の僕が八宝菜を食べながら決心したことなのだ。

「部活名は世界征服部(仮)です」



基本、投稿は僕の好きなときに書くので次がいつかとか不定です!!

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