表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

メディアって、ほんとに中立?──“支持率を下げろ”発言から考える報道の裏側

作者: 中将

筆者:

本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。


今回は自民党の高市早苗総裁への「囲み取材」を待っていた報道陣の一部が「支持率下げてやる」「下がるような写真しか出さねぇぞ」などと発言したとされる動画が、X(旧ツイッター)などのSNS上で拡散され、時事通信社が自社の男性記者であると認めたことについて個人的な意見を述べていこうと思います。


僕は、消費増税・法人減税をほぼ同時にやったアベノミクス、カジノ、種子法、移民をやった方の継承者であり「元米国立法調査官」という、アメリカの影響下にある高市氏が良いとは思わないです。


ただ、上記のことや高市氏のこれまでとこれからの政策について評価をするための平等な情報を与えるのではなく、

「下げることを主目的とした報道」というのは全く性質が違うと思うんですよね。



質問者:

マスコミって国会、内閣、裁判所に続く「第四の権力」と呼ばれるほど強力な存在ですよね?


しかも、その記者の発言に対して周りも笑っているような感じだったのが、

ちょっと信じられないですね……。



筆者:

この発言をしたカメラマンには時事通信社が厳重注意しただけのようですが、そのような軽い措置で終わってはいけない問題だと思います。


偶然そういう思想のカメラマンが、たまたま発した声が拾われたと言うのは考えにくいと思います。


例えそうだとしても「身内の甘い処罰」だけでは「なあなあ」で終わってしまいます。

最低でもこの記者の氏名を公表し社会的制裁を与え、再発させないような社会的空気を醸成できなければマスコミ全体の権威の失墜にもなるでしょう。



質問者:

国民に対してはデマ情報を拡散するな規制をしろとしておきながら自分たちは、「第四の権力」を担う1人が厳重注意のみというのは納得できないですね……。



筆者:

マスメディアが「第四の権力」と呼ばれる理由はその「国民の知る権利の源泉」であり、その根底にあるのが「公平性・公益性」が期待されているからだと思います。


しかし「報道する自由」という言葉を振りかざし、「意図的に自分達の都合のいい方向にもっていきたい」という意図をメディアから感じてしまうということですね。


そもそも高市氏が「本当に悪い奴」なのであれば、「公平に報道」するだけで勝手に支持率は下がりますよ。


無理やり発言を切り取ったり、悪顔の写真を公開する必要はないでしょう。



質問者:

自らの信頼やブランドに傷をつけてしまうような報道をしてしまうのが

私には意味が分からないんですけど……。



筆者:

メディアにはNHK以外にはスポンサーがついています。


電通はマスコミ(広告主と媒体社)の間で、広告プランの作成・メディアへの発注、顧客のマーケティング課題解決、事業変革の支援などを行う広告代理店業務を行っています。

電通が取り仕切って「潰し」にかかっている可能性があります。


高市氏は総務大臣時代に「放送法違反に伴う電波停止命令の是認」などの強い発言をメディアに対して示しました。


そのために高市氏はメディアにとって「共通の敵」なのだと思います。



質問者:

だから「馬車馬発言」も切り取って報道していたわけですか……。



筆者:

上記はすべて推測でしかありませんが可能性はあると思います。


ただ一つ注意していく必要があるのはよくネットなどでは、


「マスコミに執拗に叩かれている人は良い人」


みたいな論調がありますがこれは違うと僕は思っています。


マスコミが執拗に叩くのはあくまでも「マスコミにとって不都合な人間」であり、

それが同時に「国民にとっても不利益な人間」である可能性も十分あり得ます。


誰が言ったからそう評価するとか、

全く逆に評価するとかそういった他人軸の評価ではなく、

フラットな視点や多角的な視点で分析していく必要があると思っています。


世の中は「善悪二元論」みたいな単純な構造では成り立っておらず、一つ一つについて是々非々で考える必要があると思っています。


  例えばロシアとウクライナについても、侵攻する大義名分がコロコロ変わり、人身を蹂躙するロシアが悪なのは間違いないのです。ですが、ウクライナも供与してもらった武器を転売する大臣がいたりするなど汚職大国です(そのために、供与した武器やお金の使い道についてもっと明瞭にするべきです)。


このように、「どちらも違う方面でヤバい」といったことは世の中には平然と存在しているということです。



◇今回の一件の意義



質問者:

今回の一件は世間にどのような影響を与えると思われますか?



筆者:

マスコミの発信を鵜吞みにしなくなるという意味では僕的にはプラスだったかなと思っていますね。


ただ、ちょっと怖いのはこういったことが政治の情報そのものを取りたくなくなってしまい、「政治そのものに無関心」になる可能性もあることです。


よく、ネットの発信を信じるなという報道がテレビや新聞であると思うんですけど、

「ネットだけでなくテレビや新聞も偏向報道をするから信じるな」というのが本当の答えだと思いますね。



質問者:

ネットは完全な噓があるときがありますけど、テレビや新聞は完全な嘘ではなく切り取りや「報道しない自由」などを駆使することもありますからタチが悪い気がしますね……。



筆者:

そこまで露骨でなくとも、あまりどうでもいい連発することによって「話題になっている」イメージを植え付けさせ大事なことから目を逸らさせているケース。


ちょっとした表現や捉え方の差でイメージを下げたりと様々なパターンがあるということを理解した方がいいでしょうね。



◇メディアは「偏向するものだ」「バイアスが必ずある」と割り切る



質問者:

以前は安倍元首相が山上被告に殺害された際に一面の文言がほとんど同じだという話がありましたから、何かしら「取り決め」みたいなのが上であるんでしょうね……。


こうした偏向報道に対して私たちはどう対抗していけばいいんでしょうか?



筆者:

僕がこの手の話題の際に何回も語っていますが、

多くの皆さんが決定的に勘違いしていそうなことがあるので指摘しておきます。


まず、今の世の中SNSやこういった「小説家になろう」などを含めた不特定多数に対する発信能力を持つ媒体を活用されている方は漏れなく、「メディア媒体」だと捉えるべきだと思っています。


勿論、フォロアー数が少なければその影響力、社会的責任はテレビや新聞に比べると非常に小さいものになるでしょう。


ですが、小さいながらも「メディアの一つ」である認識を持つ必要があると考えます。



質問者:

影響力の大小に差があるとはいえその視点は忘れてはいけませんよね。


無責任に噓の情報を発信されても困りますから……。



筆者:

その上で皆さんの人生の生きていた年数、価値観、ご家庭の環境などによって「バイアス」がそれぞれ異なっているということを忘れてはいけないと思います(これは当然僕も含まれます)。


全く同じ考え方を持っている人間はまずないと思った方が良く、

どちらかというと「どういうバイアスや癖があるのか」を見抜いたうえでメディアを見ていく必要があると思います。


真逆の思考をしているメディアを双方見てその都度ジャッジしていくのがベストだと思います。



質問者:

でも、その都度真逆の考えのメディアを見るのって大変じゃありませんか?



筆者:

結論が出しにくい事案や真逆の主張を持つメディアがなくても「違和感」がある場合には、

「今はまだ分からない」という結論を出すことも大事だと思います。


世の中複雑に物事が絡み合っていますから、途中経過ではどういうことなのか分かりにくいこともありますからね。



質問者:

情報化社会ですから、相互に情報操作を行う「情報戦」みたいなことも行われていますからね……。



筆者:

そういう意識がなくメディアを見てメディアに洗脳されるぐらいならニュースそのものを見ない方がいいのかなと思いますね。


メディアは不安を煽ったり、購買意欲を掻き立てて無駄に浪費させたりする広告があったりと精神衛生上や経済的にもよくないものだと思いますからね。


総裁選の小泉進次郎陣営ではSNSすらも操ろうとしている意図が見え隠れしましたから、あらゆる情報を操作しようという意図があると思いますよ。


ということで、メディア洗脳や政治について個人的な意見を述べていきますのでどうぞご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
司法 立法 行政 メディア それらは 独立していて欲しいのであって 潰しあえというわけでないし何もするなというわけでない それらで蟲毒を作りたいわけでないだろうに。 悪い顔というか恐い顔 と言えば 前…
 おじゃまします。今日も来ました。  この状況下で全く情報操作しなかったらどうなるかを考えると、必要悪とも言えなくもない。国粋主義の終点は戦争。  太平洋戦争の時もそうだった。あの時はマスコミが「鬼…
そういえば今日、とある政治ジャーナリストの方が「僕ら公明党側から見て」と言ったとか。 つい言い間違ったのでしょうが、つい口が滑った可能性もあるわけで……(・∀・) まあ誰にでも間違いやうっかりはある…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ