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異世界なんて…  作者: 貧乳派/三宅洋輔
1/1

プロローグ



よろしくお願いします!



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みんなは学生だろうか?社会人だろうか?まぁどちらでも構わないのだが、思い出してほしい、学生時代、絶対1人はいるであろうクラスの人気者。

曰く、運動ができる。

曰く、話が面白い。

曰く、イケメンである。

曰く、勉強ができる。

そんな如何にもモテそうな得意なことをさも“普通”かのように出来るやつが自然と上に立つのンンンん?である。そして得意なことがなかったり、あったとしても、マイナーことだったりすると周囲から冷たい目でみられ、バカにされたりする。

要は“陽キャ”か“陰キャ”かである。


今から話すのは陽キャのトップ、陽キャの中の陽キャの生徒のはなしだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




そんな彼の名前は紫原裕太。サッカー部。イケメン。学業学年1位。スポーツ万能。

一言で言うなら天才だ。


普通の人なら天才と呼ばれれば喜ぶだろう。しかし、彼は天才という言葉が嫌いだ。天才とは元から備わった優れた才のこと。

彼は元は少し運動神経のいいだけで他は凡人並みだった。彼は努力で天才になったのだ。努力の天才である。


毎日予習と復習を計5時間。運動は早朝ランニング1時間、部活も手を抜かず、土日にはジムにも通っているほどだ。

そんな血のにじむような努力を、知らない、や見ていない、という理由で単純に「天才だから。」と言われるのがとても気に食わなかった。殴りそうになったことがあるほどだ。止められたが。


それでも自分が努力の結果だということを話さなかった理由は2つある。

1つは、話す気があまりないからだ。そんな話をしたら確かにすごいと感心されるだろうが、見方を変えれば自慢話にしか聞こえなくもないだろう。だから彼は話すのに少し気が引けるのだった。


そして2つめは、彼が努力の天才だということを理解している親友が3人いることだ。

まずクラスのマドンナ的存在で幼馴染の水瀬雫。

そして同じサッカー部でライバル、幼馴染の雨宮蓮也。

最後に周りに気が利く、誰にでも優しい女の子の白崎優香。

この3人がいたからこそ、天才という言葉にも少しは我慢できた。だからいつもこのメンバーでたわいのない、今まさに青春してるよみたいな会話をしたりする。

まさに漫画やゲームでいう主人公みたいなやつだ。

これだけ優れている上に、クラスのマドンナの女子といれば当然嫉妬の目を向けられる。

裕太は一部の男子に。裕太も当然モテるので雫は女子にそんな目で睨まれる。だが、雫は鈍感なので気づいていない。裕太はそれが少し心配でもあった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



今日はテスト返却日。数IIがのテストが帰ってくる。今回のテストは相当難しかったらしく、クラスメートでのほとんどが死んだ顔をしている。まぁ裕太にとっては“いつも通り”だったのだが。

教卓の前にいるのが数II担当の先生で名前は植村明子だ。女性なので身長が低く、みんなから「アキちゃん」や「アキ先生」とあだ名で呼ばれている。

生徒には「先生よつけなさぁい」とか言っているが、どことなく嬉しそうで、そういうやりとりが楽しそうなので本気じゃないことはすぐ分かる。

しかし今回は余程にテストの結果が悪かったのか真面目な顔をして、先生怒ってます!アピールをしている。まぁ普段の態度があるのであまり怖くないのだが。それから先生がもっと勉強してくださいなど少し説教に熱くなり、5、6分話していた。が突然、


「そんな今回のテストでも94点の人がいます!やっぱり裕太くんは凄いですね!」


と元気よくそんなことを言い出した。熱くなった勢いでそんなことを言い出した。その瞬間自分の誤りに気づき、ペコペコ頭を下げ、ごめんなさいと言っている。

周囲の目はこっちに釘付けだ。感嘆、尊敬のような目が向けられていたり、なに平均点上げてんだ!このクソ野郎!というような目でみてきたり、ただただ嫉妬の目を向けてきたりしている。

流石にいきなり名前を暴露された時はびっくりしたが

裕太は内心、やっぱり先生だな……と納得して溜息をつきながらもテストを貰いに行った。


返してもらう途中で、「流石天才だな!」とか「天才だから…」とかがちらほら聴こえてきたり、話しかけてきたしてくれる人もいる。天才という言葉にももう慣れたので、素直に「ありがとう」と言っておく。が、やはり中には睨んでくる人もいる。正直、そんなに悔しかったら努力しろよ。と思ったが、努力していて結果が出ない人もいるかもしれないと思い、考えるのをやめた。

テスト用紙を受け取って席に戻ると雫と連也、優香が話しかけてきた。


「裕太くんすごいね!次のテスト期間分からないところがあったら教えて欲しいな!」

「今回どんだけ勉強したんだよお前…。今回のテスト範囲やばかったぞ!俺なんか46点だぞ!…まさかお前サッカーの自主練手を抜いたんじゃねぇだろうな!」

「私それなりに勉強したのに…全然届かないや…」

あぁ、やっぱいいなこいつら。俺が人の何倍も勉強した前提で話してくれる。そして返事をしようとした瞬間、なんの前触れもなく、突然教室の床全体を覆う感じで白い魔法陣が現れた。


「……は?」


誰の声かもわからない呆けた声が聞こえたのが最後に目の前が真っ白に、染まった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「…っ」


そっと目を開けてみる。周りにはクラスメートが全員いる。その事にほっとする。が、それ以外は先程の光景、教室とは全く異なっていた。

漫画などでよく見る、王城のようなところだ。見たこともない国旗?のもうなものが廊下の壁の両方から吊られている。

そして目の前には兵士みたいな人達がこちらに向かって深々と頭を下げている。王(仮)は玉座に座ってこちらに向いているままだが。

クラスメートはみんな、え?え?、ここどこ?、なに?ドッキリ?、などと驚き、困惑が隠せていない。

何でそんなことをしているのかと裕太は誰よりもはやく疑問に思ったがその答えはすぐにわかった。それは、


「勇者様、この世界を救ってはくれませんか!!」


その光景と聞こえていた言葉により裕太の少ないオタク知識でも理解できた。それは、すなわち



異世界に召喚された、と…







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いやぁ語彙力のない自分にしては頑張りました!

その場で思いついたネタを書いたようなもんです。なので、日本語になってなかったりするかもしれないので、アドバイスなど沢山ください!感想も!書いてくれれば、僕喜びます!結構直しました!それと携帯壊れました!画面が2つになってしまった…


これからもよろしくお願いします!





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