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勇者は上級者

俺たちは中級者向けダンジョンの入口にいる。


空は橙色に染まっているが、ちょっと俺、楽しくなってきちゃった!


俺たちはそのままの足で、上級者向けダンジョンにゆく。

ダンジョンに入ろうとすると、俺らを呼び止める声がした。


「お、おーい。ドラゴンを連れた兄ちゃん。ドラゴンを連れているから、だ、大丈夫だと思うが。魔法は使えるかい?」


冒険者のおじさんがフォルに怯えながらも話しかけてきた。

こんなに可愛いのに...


「魔法は使えますよー。」

「そ、そうかい。ならいい、上級者向けダンジョンの魔物は魔法しか効かないからねえ。」

「そうなんですね。ありがとうございます!」


うーん、攻撃にダンジョン魔法か...

まあフォルがいるし大丈夫!


さっそくとばかりに、俺たちは上級者向けダンジョンに入る。




うん、やはり洞窟だ。

親切な冒険者に聞いた通りだ。

しかもやっぱり分岐もないらしい。

だが少し長めのダンジョンで、手応え十分だと言っていた。


俺たちはダンジョンを進む。


ふゅおー


何か風のような音が聞こえる。

もう少し進む。

見えた!


半透明のてるてる坊主。

名前はレイスだ。


フォルで対処できるかな?


「行ってこい。フォル!」

「ぐがおー!」


フォルはこちらに向かってくるレイスを噛む。

魔法じゃないが効くのだろうか?


あっ!食べた!


どうやら食えるらしい。

俺はフォルと撫でたりしながら、前へ進む。


むぃーー


あっこの声は、妖精か?


にーー


あっ妖精だ。こいつも魔法しか効かないのか?

いや物理も効くだろう。

だって俺、剣で倒して訓練してたからね。


まあフォルが食べちゃっているんだが。

俺たちは先へ進む。


カチャ


あっ!と思った時には矢が飛んできていた。

俺は勇者の瞬発力で避けようと思った。

だがその前に矢は止まった。

いや、止められた。


フォルだ。

俺を守ってくれたのだ。

フォルの硬い鱗には傷一つない。


「ありがとな!フォル!」

「わぎゃー!」


俺はフォルにわしゃわしゃして、感謝の念を表す。


よしどんどん行こう!


道中、罠や魔物はいたが全てフォルがやっつけてくれた。

有能すぎるぜ!


最奥のボスの間に来た。


部屋の中央には、


死神


その言葉が一番ピンとくると思う。

大鎌を持って布を頭からかぶったような魔物だ。


あっまたフォルが食べた。

持っている鎌も食べた。


育ち盛りなのかな?

まあいいか。


宝箱が現れる。


中を見ると、加工されたルビー。

うん、剣が出なくてよかったよ。

まあサファイアもルビーもほぼ同じ原料らしいけどね。


それはさておき、俺たちはゲートへ進む。

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魔王は歩く。(改稿版)
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