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Re:write  作者: ちゃんとナナって打つと『漆』ってでるよ
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Re write 02 リトス

おまたせしました。2話です。初投稿の1話にもかかわらずブックマーク2件!YATTA!

 「うおっ!まぶs―」

 だんだんと光が収束していき、


 「―ぃ、?…!?」

 現れたのは人間型の女性、さっき見たイーリスに似た、

 

 「え、イーリス?」

 「いいえ、と言いたい所なのですが、こういうこともあるのですね。」

 というかイーリスそのものだった。

 

 「ええええええ!?使い魔ってロボットも出るの?」

 「ふむ、謎ですね。使い魔として召喚されるのは本来、異世界の生き物や、想像上の生き物、ごく稀な英雄の資格を持った者ですと神を呼ぶことができるのですが、」


 「なるほど。まてよ、ロボット…いや敬意を払いアンドロイドであるイーリスを召喚した俺はあれか、あー」

 イーリスを召喚したというイレギュラーな問題は置いといて


 「はい、私はまるで戦闘には役に立ちませんので、」

 意図を汲み取っての発言だろうか、他意があるかは分からないが、俺の英雄への階段の崩壊に拍車をかける。


 「「失敗作」」ですね。


 終わった。


 「異世界を楽しむだけでもいい」とか「善し悪しに関係なくどーたらこーたら」とか言っていたが、少しは期待していた。


 少しの可能性であろうものにめちゃくちゃ期待していた。

 

 そもそもなんだよ、アンドロイドって生物ですらねぇ。


 「とりあえずここからでましょうか。」

 自虐発言と共に、露骨な嫌気アピールをされたのに無表情でそう提案してくる。

 

 「うん、そだね。」



 ―使い魔召喚部屋 扉前―


 「おつかれさま。私は魔王討伐隊の副隊長をやっている、『アイリス』だ。よろしく頼む。」

 そう言われ、握手を交わす。

 それにしてもこの世界は、美女だらけだな。イーリスも容姿端麗だが、この副隊長、なんていうか、その、とてもグラマスな身体してやがる。

 容姿も昇格する要因になったんだろうな。


 「おい、どうしたんだ。急に呆けてしまって。」

 「あ、ああ。すみません。」

 どうやら俺は、副隊長殿に夢中になっていて握手の後手を握りっぱなしだったようだ。


 「ん。まあいい。時間がないのでさっそくお前の使い魔を見たいのだが…!?お前は確か案内役で配備された…」

 「はい。案内役で配備されておりました。ル0117、呼称『イーリス』と申します。」

 「???まったく話が読めないのだが、なぜここにいる?…というかお前、使い魔はどうした。」

 

 「いやぁその、俺が、このイーリスを召喚しました。」

 

 「…は?」


 「いやぁ、自分自身でも驚きなんですが、どうやら使い魔としてイーリスを召喚してしまったみたいなんです。」


 「…ぷっ、ははははははははっ!そうかっ!君が出したから、あ~なるほどな!」

 状況が理解出来たのだろうか、気持ちいいほど破顔している。


 「すまんな。取り乱していまって、なにせ今までにこんな例はないからな。」

 コホン!と咳をしてアイリスが言った。

 「はぁ…」

 

 「いや、案ずることはない。この世界で生きていく手段も含めとりあえず私から今提供できる情報は2つだ。」

 俺の顔を伺ったあと話を続ける。


 「まず、使い魔についてだが、使い魔ではなく、これからはパートナーとして付き合っていってほしい。なぜならお前の体のどこかに宝石のようなものがあると思うのだが…、お、なんだ

お前の左手にあるじゃないか。」


 「う、うわホントだ、なんか手に埋め込まれてる。」

 ナナの左手甲に青いひし形の宝石のようなものが埋め込まれている。触るとそこだけ固く、感覚はない。

 

 「!?」

 触れた瞬間イーリスが身震いした。

 

 「こらこら、その宝石、私たちはリトスと呼ぶ、リトスは彼女に連動している。触ると彼女にも影響するんだ。」

 「うわ、ごめん!」

 「…ふぅ、だ、大丈夫です。私はアンドロイドですので生物よりは影響が少ないかと」

 なんか若干エロティックだ。うん。今後触れるのは極力控えよう。


 「その宝石はな、そうだな例えば彼女が魔法を使うとしよう、そうすると彼女の中で生命力、これまた私たちの呼称だが、フォースと呼んでいる。そのフォースが減少するんだ。そこでお前の出番だ。彼女はリトスに触れフォースをパートナーであるお前から吸収する。」

 「え、でも」


 「そうだ。お前のフォースも無尽蔵ではない、しかし我々主側は、フォースを生成することができ、そして尚且つパートナーと信頼度により吸収量の限度や主側への影響が大きく左右されるんだ。」

 「もう一度言う。大きく左右するんだ。」


 一体今、俺がイーリスとどのくらい親しいのか、いや、彼女が俺に対してどんな感情を抱いているのだろうか。


 「そうだ。イーリス、お前試しに少し吸ってみろ。」


 「「え」」


 俺とイーリスは今この時の一体感は強かった。


 続く


 

 


 

 





2話ご愛読ありがとうございました。一般的な投稿ペース全然わかりませんが、遅かったでしょうか?すみません。1話/3日で頑張ります。また、活動報告の方であとがきの長いバージョン?を出します。(投稿から10分後くらい?)そちらも見ていただき、私を知っていただいたり、物語の未来をかすめたりします(笑)。※ネタバレはしません。

ではまた次回。

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