プロローグ
気がつくと俺こと神崎龍馬は真っ白い空間にいた。
上もしたも真っ白い空間。永遠と続いていそうなこの空間に俺はいた。
…おかしいよね?ここどこだよ。
確か最後の記憶はスマホをやりながら横断歩道を渡っていて…。左からトレーラーが来て…。
うん、がっつり引かれましたね。ボウリングのピンの如くぶっ飛ぶ自分のからだが目に浮かぶな。皆は歩きながらスマホを操作しちゃダメだぞ。俺みたいになっちゃうから。
さて、記憶通りなら俺はトレーラーに引かれて死んだみたいだからここは天国と言うことなのでしょうか。これが小説なら転生するのでしょうが。
「…まったく、お主には怒りしかわかんの」
と、物思いに耽っていた俺の後ろから声をかけられました。ふりかえってみると、そこにはいかにも私偉いよ、と言う感じのじいさんがいます。…額に青筋立てて。
「えっとつかぬことをお聞きしますがここは何処ですか?」
取り敢えずこのじいさんに聞いてみようと思います。一応知らない人なので下手にでて言います。
「鷲は貴様らで言うところの神じゃ。そしてここは鷲が作った空間じゃよ」
弱冠口が悪い気がしますがじいさんもとい自称神様はなんだかイライラしながら答えた。というより何でこのじいさんイライラしてんの?
「あの~、先程から何でそんなに起こっているのでしょうか?」
その問いを聞いた自称神様は目に見えて更に機嫌が悪くなりました。…俺おかしいこと言った?
「…貴様が勝手に死んだから輪廻転生のシステムに不具合がしょうじたのじゃ。お主が本来あり得ない行動をとったせいでシステムが…」
自称神様はぶつぶつと何かしきりにいい始めました。これは完全に鬱になってますね。
それで少し落ち着いた自称神様に聞くと魂は輪廻転生システムによって成り立っているらしいです。これに不具合が生じると言うのは基本ないそうですが俺のながらスマホで死んでしまったのはシステムには存在しないバグらしい。そのせいで一部だけだが人生が狂ってしまい、死んでしまったものがいたらしい。
そんな重大(?)なことを起こした俺は
「…ながらスマホをするのはよくないですね」
他人事のように思った。
その様子に自称神様は怒ったのか青筋を増やしたがやがてため息をついた。
「…お主には転生してもらう」
そしたら南か言い出した。
「本来なら死ぬよりも恐ろしい拷問を受けたあとに魂を砕くのが常識なのじゃが、とある世界が滅亡寸前まで追い込まれていてなそれをすくってくれれば今回の罪は無かったことにしてやる」
成る程成る程。面白そうですね。
「しかし、ただ転生させただけではあっけなく死ぬ可能性もあるから三つ好きな能力をやろう」
あら随分気前がいいな。なにかたくらんでいるのかな。
「それじゃあ好きな能力を三ついってさっさと転生してこい」
「その前にひとついいですか?」
「なんじゃ?」
「もし世界を救えずに俺が死んでしまった場合は?」
「それはその世界を救えなかったことも罪に入れて拷問を更に長く受けて魂を砕くだけじゃ」
Oh…。そりゃないぜ。
「ほら、さっさと選ばんか。早くしないと能力を与えずに送るぞ」
それは勘弁願いたい。
「えっとそれじゃあ不r「いい忘れておったが不老不死等あまりにもチート過ぎるものは無しじゃ」…」
マジか。
「それじゃあ人を引き付ける圧倒的なカリスマと死の危険を察知する能力、最後に圧倒的な魔力と魔法を仕えるように」
「四つになっておるが…まあいい。最後については心配要らん。転生する世界は魔法が普通に存在するからな」
つまりファンタジーな世界と言うわけか。
「それじゃあ、能力も決まったことだし転生してこい」
バコン!
そういう音がしたかと思うと不意に浮遊感が俺を襲う。恐る恐る下を見ると真っ暗な空間が。
「( ; ゜Д゜)」俺
「(^O^)」自称神様
そして落ちる俺。
「ち、ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
力一杯叫ぶ俺に対して自称神様は
「あ、いい忘れておったがシステム不具合の罪として人間ではないなにかに転生させるから」
爆弾発言を起こしたのであった。
こうして俺の世界を救う為の第二の人生が始まるのであった。




