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不滅の魔女様、VTuberになる。  作者: 猫好きのユリスキー
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第7話︰2回目の配信と先輩ライバー


 初配信と本社での質問を終えた日の翌日。私はVTuberとして2回目の配信をする為に、パソコンの前で待機していた。


 配信開始のカウントダウンが終わり、配信画面が切り替わる…


永遠(とわ)リスの皆さんこんにちわ!永遠を生きる魔女、永遠乃(とわの)メルトです!!今日もよろしくお願いします!」


 よし!今回はちゃんと立ち絵も表示できたみたいです!


・メル様ー!!

・こんにちわ!ご機嫌いかがですか?

・メルト様こんにちわー!

・本物の魔女様!!


 配信が始まってすぐに、以前の初配信と同じように凄い勢いでコメントが流れていくが、私は少しそのコメント欄に違和感を感じてしまった。


「…?」


・メルト様?

・どうしました?

・体調でも崩しましたか?


「永遠リスの皆さん…なんで口調が前回と違うんですか?」


 そう、さっきから流れ続けているコメント欄には欄には、以前にあったような気楽に話しかけてくれるコメントが極端に少なくなっていた。


・それはその…

・メルト様、本物の魔法使いみたいですし

・やっぱり、気楽に話しかけるのはダメかなと…

・上に同じく


 どうやら、永遠リス達は前回の初配信の最後に放った魔法を見て、態度を改めてしまったらしい。…でも、私は…


「私は、初配信の時に永遠リスの皆さんと話せた時、凄く楽しくて…」


・あっ…

・メル様…


「また、同じように楽しめたらなぁ…って思うんですけど……」


 やっぱり、私は永遠リスの人達ともっと気楽に話したい。もっとふざけあったりしたいし、もっと笑い合いたい。


「そう思ってるのは、私だけですか…?」


 もしそうだとしたら、少し悲しいな…そう思いながらコメント欄に目を向けると…


・自分も同じ気持ちだよ!

・前回めっちゃ楽しかった!

・ぎっくり武将とのやり取り最高だったしw


 たくさんの、私に共感してくれている言葉でコメント欄が埋め尽くされていた。

 …私だけじゃなかったんだ…


「皆さん…それじゃあ、初配信の時みたいに、皆さん気楽に話してくださいね!私はその方が凄い嬉しいですから!」


・メルちゃんがそう言うなら!

・わかったよー!

・魔法が使えても、やっぱりメルちゃんはメルちゃんだな

・そうそう、少しドジだけど真面目で可愛い

・あと子供体型な

・それ忘れちゃダメ


「こ、子供体型ではありません!!」


・え?

・??

・子供体型じゃ…ない?

・155cm…(((ボソ


「…他のライバーさんが、身長や体重に関する質問に答えない理由が今理解できました…」


 前回の配信で詳しく言ってしまったから、身長をコメントされてしまうと言い逃れができない…


・まぁ、もう皆んな知ってるからなぁ

・公式プロフィールにも書かれてるんやでw

・まじ?

・ライスト運営仕事早いなー


「えっ、それ初耳なんですけど?!」


 急いで公式サイトを開いてプロフィールを確認すると…


「ほ、本当ですね……後で社長さんに抗議しておきましょう」


・社長さんw

・運営垢の中の人にも怒られたらしいな社長さん

・あーっ、そーいや公式SNSで愚痴ってたな

・まぁメルちゃんのこと報告してなかったみたいだし仕方ない


「あっ、その件は私も流石に驚きました…てっきり報告してあるかと」


・そーいやあの後どうなったん?

・あっ、確かに

・運営(社長以外)はメルちゃんの魔法とか初耳だったらしいよな


「あの後は、本社に来て欲しいって言われたのでテレポートで移動したら、社長さんが何故か社長室で土下座してましたよ」


・社長室で土下座する社長ww

・なんだその意味不ワード

・まぁ自業自得やな

・<Live:story(ライブ ストーリー)公式社長>僕の扱い雑じゃない…?

・シレッと出てくるテレポート

・社長来とるやん!

・噂をすれば


「あっ、社長さんサボりですか?」


・<Live:story公式社長>さ、サボりじゃないですけど?!

・開口一番にサボり疑われとるww

・イメージが固まっちゃったんだなぁ…

・そして多分当たってる


「マネージャーさんにも、社長さんは信用しちゃダメだよ…って言われましたし」


・部下のマネージャーにすら信用されてないww

・まぁでも言っとかないとダメよな

・また何やらかすかわからないし

・それな

・<Live:story公式社長>もう僕泣いちゃう…(泣)


「…ふふっ」


・おん?

・どしたメルちゃん

・おっおっ?


「やっぱり、皆さんと話すのは楽しいなぁって思って…ははっ、あははは♪︎」


 永遠リスの人達と話して、ふざけあったりしていると、自然と笑みが零れてしまう。


「私…VTuberになって良かったなって、また思ってました」


 その私の零れた笑みは、Live2Dの効果で、しっかりと配信画面の永遠乃(とわの) メルトにも反映される。


・…笑顔が尊い

・あっ…

・※永遠リスAが昇天しました。

・※永遠リスBが天に召されました。

・何この子可愛すぎやろ

・<Live:story公式社長>まじでそれな


「ホント私もそう思うわ〜」


 永遠乃 メルトの笑顔で多数のリスナーが昇天している最中に、配信内でメルト以外の誰かの声が突然現れた。


・?!

・なんか声せんかった?

・てかこの声…

・おい運営、まさか…


「あっ、つい話すのに夢中になって放置しちゃってました…本当にごめんなさい!」


「別に気にしなくて良いぞ〜!私も楽しそうに話してるメルちゃん見るの最高だったし!」


・やっぱり…

・寄りにもよってこいつかァ…

・まさかのコラボ…?


「そうなんです!今日はコラボ?というので、私以外にも先輩がこの配信に来てるんですよ!」


 実は昨日、会話中に寝てしまった私が眠りから覚めた時に、柏木さんと社長さんからコラボ配信の提案をされたのです!

 柏木さん曰く、私が配信に慣れるまでのサポートが目的らしくて、これからの私の配信は主にコラボが主流になっていくらしい。

 配信慣れしてない私の為に気遣ってくれるなんて、本当に柏木さんは優しい人です!


・あーーー…

・合成獣…

・1期生の闇…


 既に先程の少しの会話だけで、コラボ相手が誰かわかった永遠リスが何人かいるみたいです。でも、少し反応がおかしいような…?


「それでは紹介しますね!今日きてくれた先輩ライバーはこの人です!」


 そう告げてから、配信画面にコラボ相手の立ち絵を映し出す。



「永遠リス達どうもこんにちわ〜!清楚系な合成獣!ライスト1期生の美少女枠!禍辻(まがつじ) キメラだー!よろしくな!」


・うわぁぁぁぁぁ!

・なぜ禍辻ぃ…

・メルトちゃん逃げて!!

・運営は何やってんだよ!!!


 禍辻さんの自己紹介が終わった瞬間、コメントが凄い速度で流れていく…



 …永遠リスの皆さん本当にどうしたんですか?!



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