表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末の七勇者  作者: ヤミ
二章 第一次異世界大戦
66/67

第六十六話 修行~その二~

皆さんこんにちは。

ヤミです。

本日は第六十六話を投稿させていただきました。

修行二日目も、《暁》の皆はエーデル騎士団の皆との修行に励んでいた。

是非お楽しみください。

「何でここに星野先生が!」

 トーマス達はルベルの話を聞き、星野流星に会っていた。

「先生、お久しぶりです。」

 リリィは会釈する。

「《暁》の皆さん。お久しぶりです。ジャック・ザ・リッパーとの戦いの後以来ですね。元気にしてましたか?」

「もちろんです!」

 トーマスが元気良く答える。

「しかし、ゴリラや殴り飛ばし、シエルさんに影塚くん、五十嵐くんが見当たらないのですが?」

 皆は黙り込んでしまい、流星も何があったのかをなんとなく悟る。そこでルベルが

「ゴリラとナグリトバシはフロンティアにいる。ゴリラ族の六人と悠都は死んだ。星影とシエルは《プレデター》に拐われた。」

「…そうでしたか。すいません。こんなことを聞いてしまって。」

「気にしないでください。」

 リリィはそう言うと、自分の腕をギュッと握った。

「みんな!今は辛いだろうが、死んでいった仲間に報いるためにも今は強くならなくてはいけない!」

 ダルヴィッシュが暗い雰囲気の皆に声をかける。

「アルケイン、メルダイン。そっちは頼んだぞ。」

「了解!」

「任せろ。」

 二人は頷き、皆の元へ行き

「さて、修行を始めるか!と言いたいが、アリス、お前にはアルケインの所に行ってもらう。お前は十級とかそこらじゃないだろ?見れば分かる。五級位だな。」

「あ、分かりました。」

「ついにアリスまでも十級を抜け出すとは。」

「トーマス。あまり落ち込むな。上へ上がるための修行なんだ。ここでみんなを越えればいい。」

「そうは言うけどよ、お前テンション低くね?」

「いつも通りだ。」

「嘘はいいって。」

 クラウスのテンションがいつも以上に低いのに対し、トーマスはお構い無くクラウスの背中をバシバシ叩く。

「痛い。」

「悪ぃ!」

「そんじゃあ始めるぞ!目標はお前達には少なくとも四級まで上がってもらう!着いてこいよ!」

「「「「「「はい!」」」」」」

「まずは、基礎体力からだ!とにかく走れ!」

 メルダインは皆に王城の回りを何周も走らせる。

「目標は二十周!八十キロだ!」

「マジかよ…。」

「私無理かも。」

「俺も教師やってて体力落ちたからな。」

 トーマス、茜、神木が弱音を吐いていると

「ほらほら!弱音吐くな!仲間を取り戻すにもそんなんじゃ出来やしないぞ!」

 皆はそれぞれ全力を尽くし走り続ける。

「クラウス速いな!一週三分で走れてるぞ!このままペース落とさずに上げてけ!」

「これ以上上げるのはスタミナが…。」

 メルダインはクラウスの言葉をスルーして

「トーマス、リリィもいいぞ!頑張れ!頑張れ!」

 と応援をする。一方アルケインの方では

「アリス殿、ヤミ殿。あなた方の能力は術系だ。だから、ここでは階級を上げると言うより、魔力量を増やしてもらう。」

「分かりました。」

「了解です!」

「それじゃあまずは、ヤミ殿は式神を三体三時間出し続けてもらう。その間、ヤミ殿本人は軽く走ったり休んだりを繰り返してもらう。」

「えぇー。キツ。」

「頑張ったらご褒美に妹が作ったクッキーをご馳走する。」

「頑張ります!」

 ヤミは死神、鬼、カラスを召喚し走り始める。

「ヤミ殿、式神もう二体追加。」

「うげ。」

「クッキーの他にココアとプリン、それにケーキを追加しとくぞ。」

「マジ頑張ります!」

 ケルベロスとブラックナイトも追加で召喚する。

「あ"ぁ"!キッツッ!」

「アリス殿には俺と戦ってもらう。実戦の中で技の強化と魔力量を上げてもらう。」

「分かりました。」

「ヤミ殿が一セット終わるまで続けるぞ。」

「一セット?!」

「ヤミ殿、集中を切らさないように。」

「はい…。」

「いくぞ。」

「お願いします。」

 アルケインは剣を抜くとすぐさまアリス目掛けて真っ直ぐに突進する。

「符術、火炎!」

 アルケインは素早い身のこなしで炎を避け、突進してくる。

「符術、鎌鼬!」

 無数の斬撃がアルケインへ振りかかる。アルケインは全てをかわしていく。

「符術、雷!符術、氷結!」

「抜剣 光陰の剣。」

 雷と氷の攻撃がアルケインに迫るなか、アルケインは剣を抜き、何事も無かったかのように剣を鞘に戻す。すると、雷と氷は光の粒子となって消えていった。

「何が?!」

「俺の光陰の剣の能力だ。」

「でも鞘から抜いただけでは?」

「俺の剣は生きている。故に鞘から抜けば剣自ら動き出す。いわゆる魔剣と言うやつだ。まあ光陰なんて言ってるがこいつの魔力は水なんだがな。」

「魔剣、ですか。水なのに光陰…?」

「速いから光陰って言ってるだけだ。」

「あ、あぁ…、そうなんですね…。」

「さあ、続けるぞ。」

「はい!」

 そして皆は日が暮れるまで修行を続けた。

「みんな!良く頑張った!これで一日目は終了だ!」

「はぁー!疲れたぁ!」

 トーマスは大声で叫ぶと、その場に倒れ込んだ。他の皆も横になったり、座ったりしている。

「お疲れ!良く走りきったな!」

 メルダインはトーマス達の元へ行くと、水を配る。

「ありがとうございます。」

 クラウスは水を受け取ると一気に飲み干す。

「皆!今日は本当にお疲れ様!風呂を沸かしておいた!風呂の後に夕飯だから、みんな疲れを湯で流してこい!」

 ダルヴィッシュはそう言うと

「やったぁ!お風呂!」

 ヤミが一番に駆け出していく。

「ふっ。まだあれだけ走れるなら、明日も期待できそうだ。」

 アルケインがそう呟くと、ヤミは怠そうに歩き始め

「あぁ!疲れすぎて明日は無理かもぉ!」

 と弱音を吐き始める。

「まったく、都合がいいな。」

 アルケインはそう言い、メルダイン、ダルヴィッシュと共に城内へ入っていく。後に続いてルベル達も城内へ向かう。

皆さん、いかがだったでしょうか。

ルベル以外の皆も星野に会い話す中、星野は悠都達の話を聞くことになる。

彼らの意志を継ぐためにもこの修行を通して強くなろうと意気込む《暁》。だが彼らにも修行だけでなく、休息も必要だ。

次回第六十七話 城内での休息

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ