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終末の七勇者  作者: ヤミ
第一章 天地大戦
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第十九話 全面戦争の始まり

皆さん、こんにちは。

ヤミです。

本日は第十九話を投稿させていただきました。

《プレデター》のアジトにてジャック・ザ・リッパーと再開した《暁》。

今を持って戦いの火蓋は切って落とされる。

是非お楽しみください。

「お前!リーダーはどこだ!」

 トーマスが怒鳴り口調で尋ねると

「《王の器》はこの奥にいますよ。ですが、あなた方をここから先へは行かせませんよ。」

 すると奥から七人の人影が歩いてくる。

「久し振りだな、お前ら。」

「アルセーヌ!」

「お前らは誰だ?」

 クラウスが聞くと

「おいどんは拾だ。」

「私は玖よ。」

「俺は漆だ。」

「陸だ。」

「俺ぁ伍だぁ!」

「私は肆です。」

「私達はあの方の死守と影塚暁彦の孫、影塚星影を殺すことです。では、始めましょうか。」

 ジャックが戦いの合図を出すと《プレデター》達が動き始め、その他にも《血人》達もわんさかと出現する。

「星影、悠都、茜、アリス、神木、スティカ、ヤミ!お前らはジャックとアルセーヌを討て!出来れば《血人》もやってくれ!拾はセンとマサ!玖をリリィ、トーマス、クラウス!漆をパン、ウメ!陸をルベル!伍をゴリ、ヤス!肆を俺とナグリトバシでやる!絶対死ぬな!」

 ゴリラの指示通り俺達はそれぞれの相手へ向けて駆け出す。

「おや、私達の相手は皆様ですか。」

「お前らのモノ全て盗んでやるよ!」

「シャドー!アルセーヌの動きを封じろ!」

 俺が叫ぶと自分の影が立体に浮かび上がりアルセーヌを取り押さえる。

「今だ!悠都!茜!」

 俺の合図に悠都は二振りの剣を生成し、茜は二丁の銃構え、アルセーヌに攻撃を撃ち込む。

「喰らえ!」

「当たれ!」

「ぐはぁっ!クソガキ共がぁ!」

 その時、アルセーヌの手が俺の影に触れシャドーを奪い取る。

「油断したな!喰らえ!」

「俺が死なない限り、シャドーは消えない!来い!シャドー!」

 奪われたシャドーはまた俺の足下から出てくる。それも一体だけでなく、三体だ。

「バカな!」

 一体のシャドーがアルセーヌの足を蹴り、転ばせ、もう一体のシャドーが頬を殴る。

「何ぃ!」

 最後の一体のシャドーはアルセーヌの影を捕らえていた。

「体が動かん!体がいや、影が固定されてる!」

「悠都!茜!やってくれ!」

「任せろ!」

「任せて!」

 悠都はアルセーヌの胸をクロスに切り裂き、茜は計十発の銃弾をアルセーヌの背後から撃ち込む。

「がはっ!」

 アルセーヌは多量の血をこぼし倒れた。

「アルセーヌ!」

「相手が女だからって余所見しないでよ!出てきて!死神ちゃん!」

 ヤミは筆でノートに死神と書き死神を召喚し、大鎌でジャックを攻撃する。

「くっ!ソードマウンテン!」

 ジャックは剣山を地面から出現させて大鎌の攻撃を受け止める。そこへジャックの生成した刃物が飛来する。

「抜刀!」

 飛来した刃物は全て神木の絶対切断により切り落とされ、地面から出てきた剣山をも切り伏せる。

「ありがと!神木!」

 死神がジャックを追うがジャックは刃物を投げて逃げていく。すると一発の銃声が鳴り響き、逃げていたジャックの足を銃弾が貫いていた。

「何!」

 ヤミ達の背後にある物影からスティカがスナイパーライフルを構えて銃口をジャックに向けていた。ジャックはスティカ目掛け刃物を投擲するが神木に防がれる。スティカはもう二発発砲し、ジャックの両肩を撃ち抜く。

「っ!」

「死神ちゃん!留めだよ!」

 ヤミの声に反応した死神がジャックの右肩から左脇腹にかけて大鎌で切り裂いた。ジャックはふらふらとよろけてうつ伏せに倒れた。

「神木!やったな!」

 神木の元へ悠都は笑顔で駆けていく。

「お前もよくやったな。」

 そう言って神木は悠都の頭に手をぽんっと置いた。

「みんな、これで終わった訳じゃないからね。次は《血人》をやるよ。」

 ヤミは俺達にそう言い、全員で散らばっている《血人》達へと向かっていく。

皆さんいかがだったでしょうか。

《プレデター》幹部達とジャック・ザ・リッパー、アルセーヌ・ルパンとの戦いが始まる。

星影、悠都、茜によりアルセーヌ・ルパンは倒され、ヤミ、神木、スティカによりジャック・ザ・リッパーは倒されたがまだまだ脅威は《暁》へと降り注ぐ。

次回第二十話 苦戦

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