第十七話 奪還作戦inメキシコ
皆さんこんにちは。ヤミです。
本日は第十七話を投稿させていただきました。
ゴリラ、星影、クラウスはゴリラ族の精鋭四人を加えた頃、リリィ、トーマス、センゴリはメキシコへ向かっていた。メキシコにはどんな協力者が待っているのか。
ぜひお楽しみください。
リリィ、トーマスはセンゴリと共にメキシコへ来ていた。
「センゴリ、メキシコに協力者がいるって言ってたが誰の事なんだ?」
トーマスの疑問にセンゴリは
「まず先に言っておく。これから会いに行く奴は人間じゃない。俺達と同じようにな。」
「マジか…。」
「で、その方は何者なの?」
「ルベル・スカーレット。吸血鬼だ。」
「吸血鬼だと!」
「まさか、吸血鬼が存在するなんて!」
ワタシとトーマスは驚きながらも目の前にいる人語は話すゴリラを見て吸血鬼も存在するんだと認めざるを得なかった。しばらく歩いて街外れの小さな村に着いた。
「ここに、そのルベルと言う男がいるの?」
「ああ。」
センゴリは小さな家の扉をノックする。すると扉が蹴り開けられる。
「こんな昼間に誰だ?またゴブリンか?ん?お前は?」
「久し振りだな。ゴリラ族のセンゴリだ。」
「ほう。貴様か。久しいな。」
「話があってきた。」
「わざわざ俺と話すために危険を冒してまで地上に来るとは興ある話であるんだな?」
「ああ、まずこいつらのことから。この二人は暁彦が創設した《暁》のメンバーで、暁彦の弟子だ。」
「ほう、暁彦の。でその弟子を連れて来て何だ?」
「こいつらのリーダーが《プレデター》に捕らわれた。そいつを救い出す為にお前の力を借りたい。」
「なるほどな。また奴らと戦うと言うのだな。」
「ああ、そうだ。」
「いいだろう。その話受けようじゃないか。ただし、条件がある。」
「何だ?」
「その《暁》のリーダーとやらを救い出したら、《整合騎士団》を束ねる《世界政府》に会わせろ。今の俺は《整合騎士団》ではないからな、奴らに会うことが出来なくてな。」
「わかった。」
「交渉成立だ。」
「助かる。それじゃあこれからメキシコ空港へ来てくれ。他のみんなもそろそろ着く頃だ。」
「了解だ。」
そしてルベルを加えたワタシ達はメキシコ空港へと向かっていった。
皆さんいかがだったでしょうか。
リリィ、トーマス、センゴリは元《整合騎士団》の一人だった吸血鬼のルベルを協力者として《暁》に迎え入れこれから四つの国へ各々旅立った《暁》全員がメキシコ空港へ集結する。
いよいよここからシエル奪還作戦が始まる。
次回第十八話 敵地へ