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終末の七勇者  作者: ヤミ
第一章 天地大戦
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第十五話 奪還作戦inアフリカ

皆さんこんにちは。ヤミです。

本日は第十五話を投稿させていただきました。

ゴリラから昔話を聞いた星影とクラウスはアフリカへ降り立ち、協力者の元へ向かう。そこで待ち受けていたものとは。

ぜひお楽しみください。

 俺達はアフリカへのフライトを終え、初めての地に足を踏み入れた。

「ゴリラ、アフリカには誰がいるんだ?」

「俺が小さい頃世話になった集落の奴ら。」

「結構いるのか?」

「昔はいたが、今はどうだかな。」

「そうか。」

「伏せろ!」

 今まで黙っていたクラウスが声を大にして叫ぶ。俺達は咄嗟にその場に伏せる。

「まさかな、お前が生きてたとは思わなかったよ。ゴリラ。」

「テメェは捌!」

 捌と言う男はゴリラに笑いかけながら話していた。

「ゴリラ、こいつは?」

 クラウスの質問にゴリラは

「《プレデター》幹部の捌だ。気を付けろ。こいつは《風》を操る能力者だ。目に見えねぇ攻撃だからよ、気配と勘で避けろよ。当たったら肉片になるからな。」

「何をこそこそ話しているんだ?60年振りかな?あまり変わってないな?」

「お前もな。」

「そちらのお二方は?」

「お前の嫌いな影塚暁彦の孫と、その仲間だ。」

「ほーう、お前が、か。ずいぶんと暁彦と違って弱そうだな。」

「どうだろうな。俺はこいつが本気出して戦ったところを見たことなくてな。弱いのか分からねぇ。」

「どのみち全員殺すまでだ!」

 すると捌は腕を振り払う。しかしそこには何もない。

「伏せろ!」

 ゴリラが叫び俺達は勢い良くその場に伏せる。

「ゴリラ!これじゃあいつに近づけないぞ!」

「ああ、そうだな。じゃあ逃げるか。」

「は?」

「影塚、今はゴリラに従うぞ。どのみちここで戦えば俺達は負ける。」

「わかった。」

 クラウスの言葉に納得し俺達はゴリラの後に続きその場から走り去った。

「逃げたところで無駄だ!お前たちにはもう勝ち目はない!」

「はっ!それはどうかな?」

 ゴリラは威勢良くそう叫ぶと少し先にある集落に向けて

「ゴリラ族よ!ゴリラが帰ってきたぞ!祭りの始まりだぁ!」

 すると集落の方から地響きが起こり、砂煙が上がっている。

「ゴリラ!あれは何だ?」

 クラウスはゴリラに慌てながらも走り続け問う。

「俺達の仲間だ。」

「仲間を呼ぼうがお前らに勝ち目はないんだよ!」

 捌は腕を振り払い突風を起こす。だがその突風は集落の方から飛んできた巨大な岩によって防がれたが、突風に直撃した大岩は粉々に砕け散った。

「岩だと!」

「ようやく戻ったか。ゴリラ。」

「村長、お久し振りです。」

 体中を白い毛で覆い、布一切れを体に巻いた男がゴリラに近寄る。

「ゴリラ、この方は?」

 クラウスの疑問にゴリラは

「俺達一族の長、ゴリオサだ。」

第十五話いかがだったでしょうか。

《プレデター》幹部の捌に出会したゴリラ達。捌の攻撃から逃げながらゴリラ達はゴリラ族の皆に助けられる。

彼らの底知れない力とはどのようなものなのか。

次回第十六話 ゴリラ族の援軍

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