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終末の七勇者  作者: ヤミ
第一章 天地大戦
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第十三話 奪還作戦inバチカン市国

皆さんこんにちは。本日は第十三話を投稿させていただきました。

今回はゴリマサ、悠都、神木が、協力者を得るためにバチカン市国へ向かう。

是非お楽しみください。

「おぉ!飛行機だ!久しぶりに見たな!」

 俺は久しぶりに見た飛行機に一人心を踊らせていた。

「ほら、そんな騒いでんな。乗るぞ。悠都。」

「うっす!」

「なぁ、ゴリマサ。飛行機ったって上には地上があんだ。海もねぇ地下都市で飛行機を使うのか?」

 神木はそんなことをゴリマサに聞く。

「そっか、お前ら知らないんだな。地下都市で飛行機を使うってことはつまりは地上に出るってことだ。俺達の協力者は一応《整合騎士団》だ。それも五年前からいる奴らだ。そいつらは今もなお地上で戦い続けている。だから仕方なく自らを危険に晒しながらも地上に出るしかない。」

「まじで!地上に出れんの?!最高かよ!」

「悠都、飛行機ん中であんま騒ぐないよ。一緒にいる俺が恥ずかしい。」

「別にいいだろ、俺まだ一応子供だし。」

「へいへい。」

「おぉ!見ろよ!地上だ!先生!じゃなくて神木!」

「おぉ、それは良かったな。」

「もっとはしゃげよ。」

「はしゃがねぇよ。」

そんなたわいないことを話ながら十時間ほどのフライトを終え、俺達はバチカン市国へ到着した。

「バチカン来たぜぇ!そしてただいま!地上よ!ハッハッハー!」

「ほら、行くぞ。」

「冷めてんなー。」

 俺達はバチカン市国の中心部へと向かった。

「なぁ、ゴリマサ。バチカンにいる協力者って誰なんだ?」

「あぁ、昔俺達と共に《プレデター》と戦っていた男だ。」

「楽しみだな!」

 しばらく歩いてとある家の前まで来た。

「ここか?」

「ああ。」

 ゴリマサは家の扉を三回ノックする。少しして扉が開く。

「おぉ、ゴリマサか。久しいな。」

「久しぶりだな、ナグリトバシ殺死矢。」

「この人が《整合騎士団》。」

「知らない顔だな。」

「こいつらは暁彦の孫の仲間だ。」

「星影のことか!そうかそうか!あいつの孫もこのくらい大きくなったのか!」

「それでよ、お前に頼みがある。一緒に《プレデター》と戦ってくれないか?」

「奴らとね。だが俺もこの年だ。足手まといになるかもしるない。だからそこの若い二人、これを持っていけ。」

 ナグリトバシは俺達に小さな赤黒い石を渡してきた。

「これは?」

 神木の問いに殴り飛ばしは

「そいつは昔暁彦が手に入れた《種》だ。オリジンの血液から作られたもので、暁彦みたいに影を操るなんて能力を身に付けられるそうだ。」

「だがその《種》とやらは《血人》になるんじゃないのか?」

「その《種》は《血人》なんかよりももっとハイスペックな物だ。人間に投与することで能力を発揮させる。」

「この能力は何なんだ?」

「片方は刃物を、もう片方は鞭を生成できる物だ。」

「へぇ!すげぇ!俺剣がいい!」

「欲しいならそいつを飲み込め。」

 俺はナグリトバシから貰った剣の《種》の飲み込んだ。特に違和感はない。

「剣をイメージしてみろ。」

「わかった。」

 俺は剣をイメージすると手から剣が生成される。

「おぉ!これはすげぇ!いやったぁー!」

「お前は飲まないのか?」

「ああ。だがとりあえず貰っておく。これから役に立つかもしれない。」

「そうか。」

 神木は《種》貰った《種》を胸ポケットにしまった。

「なあ、五十嵐は《種》を飲んだが人体に問題はないのか?」

「暁彦は全然大丈夫だったぞ。問題ないだろ。」

「そうか。ならいいんだが。」

「ゴリマサ、俺は足手まといになるだろうが本当に大丈夫か?」

「ああ、お前がいるだけで心強い。」

「そうか。なら暁彦達と果たせなかったこの戦いに終止符を打つとするか。」

 そして俺達はナグリトバシを含めた四人でメキシコへと向かった。

第十三話いかがだったでしょうか。

アリスに続きナグリトバシを協力者として得た《暁》。その頃ゴリラ達はアフリカへ向かうなか、ゴリラは星影に昔話を聞かせる。

次回第十四話 すべての始まり

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