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しののめめい の日常の考えていること

またもや入院生活だけど、『破天荒ですね』って言われた話

腰の具合が悪すぎて、またもや入院になってしまった現在、入院中の私。


一年も経っていないから、前回の手術の記憶があるから大丈夫。なんて余裕で思ってたけれど、全く覚えていなかった事に気がつきました。


原因は一つ。

もともと、かかりつけ医は町医者なので、前回の病院は紹介状で入院が決まり手術したけど回復せず。

今回は違う病院への紹介になって、入院する事になったせい。

きっと、町医者の先生は思う事があったみたい。

「退院後はちゃんとここで、リハビリするからね」って言ってくれました。

こちらこそ、治らなくて迷惑かけてます。


この二つの総合病院、何もかも違うのよ。

時間の使い方も違う。


で、ベッドの上で、お話を書こうとしたけど、前回とは違い、すごーく騒がしくてちょっと集中できない……。

うん。

困った。


それは入院初日。

(不謹慎と思ったらすいません)どこかの部屋から、

「看護婦さん。看護婦さーん」

とバリエーションを変えて看護婦さんを呼ぶ声がする。

何故ナースコールを押さないのかわからないけど、色々なイントネーションで看護婦さんを呼ぶおばあちゃんがいる。


当然、看護師さんに聞こえていない。


しかも、その呼び声に対して、5回に1回くらい、違うおばあちゃんが、

「はーい」

って返事をする。


返事が聞こえると、節を変えては呼ぶ「看護婦さわぁわん」

の声が、一旦止まる。

でも、誰も来るはずないから、しばらくすると、

「かーんごふさーん」

と違う節で呼ぶ。


なんだろう?この攻防戦。

30分くらいした時、違う患者さんにナースコールで呼ばれたであろう看護師さんが呼び声に気がついてやってきたようだった。


そのほかにも、ジャイアンに殴られた時ののび太のような言い方で、

「いたーい!」

とか、

「お箸なーい」

と叫ぶおばあちゃんがいるけど、声が、完全に今のドラえもん。

昨日は、

「かみさまー!」

「カミサマおねがーい」

って叫んでいた。

あの声はすごく響くので、看護師さんが、

「どしたのー?」

と、カーリング選手のような口調でやってくる。


ちょっと面白い。

前回、入院していた時は、ナースコールのメロディに合わせて、しゃっくりを裏で奏でるおじいちゃんがいたけど、今回はナースコールはチャイム音なのでそれはない。


うーん。

不思議な世界。


そして今回、理学療法士さんはお姉っぽい仕草の、外見は「さだまさし」さんだ。

すごく人当たりが良くて、何回も様子を見にきてくれる。

優しいオネェ。

前回は、お若いイケメンのはっちゃけたお兄さんだった。

私は今回の

オネェまさし

の方が好み。


全体的に病院って個性強め。

そんな「オネェまさし」さんから

「しののめさんって、破天荒!」

って言われた。

何故、破天荒なのか。


それは、腰を悪くした原因を聞かれた時のお話。


「何故、腰を悪くしたのかって。

私、歩き方がおかしいんです。

あれは4年前の事なんですけどね、ジムでウォーキングマシーンに乗っていて、ポッケから携帯を落としたんですよ。

で、びっくりして自分もそのまま落ちちゃって」


「でも、大丈夫大丈夫なんて言って、そのままトレーニングして。

そんで買い物行って、美容院行った時に、おかしいぞって気がついたんですよ。

ブーツから足が抜けない。

これは確実に足の指折れてるなって。

思ったけど、、土曜の夜。

日曜は資格試験。これ落ちるとまずいので、意地で受けに行って、その後、休日当番医に行ったけど、曲がって繋がっちゃったんですよ。

そこから歩き方がおかしくて」


ここで、

オネェまさし

笑う。

「指の固定しかしてもらえなかったんだ!それで、資格は受かった?落ちてたら最悪だよね」


「ええ受かりました。

それと、前回、1ヶ月入院したけどあまり歩けなくて、でもリハビリしか出来ないって言われたから、無理やり退院したんです。」


「それはびっくり」

マスクで隠れてるけど。目は驚いた表情で言われた。


「で、3ヶ月後に仕事復帰して、その時に知り合いのお医者さんから『腰が悪いなら、プールで歩いた方がいい』って言われて、プールに行ったんですけどね」


オネェまさし、は

ほほぅ!という顔をして聞いてくれる。


「そこで気がついたんですよ。

濡れた水着、脱げないって!」


ここで爆笑された。

「濡れた水着、脱ぐの腰悪いと大変よね」


そして『破天荒』認定を受けました。

うーん。

そんなに破天荒かな?

普通だと思う……。









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