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改装工事中。  作者: 鳩浦 雪兎
旅立ちの準備。
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 クズ魔生石の純度が半端なく高いのは、魔獣の魔力を凝縮しすぎて、結果、小さくなってしまったものだから。


 ちなみに純度高いなら魔法込めれるんじゃ……って思った諸君。

 残念ながら、魔法は容量がデカすぎて、ある程度の大きさがないと、詰め込もうにも石の方が容量オーバーで砕けてしまうんですよ。


 例をあげると、100ミリリットル入る紙コップがあったとして、それに水を入れた時に、水が2リットルだったら溢れますよね?

 水じゃなく100ミリリットルの硫酸を入れたら、紙コップなら溶けますてか焼けますよね?

 でもコップがガラスなら溶けずに容量もぴったりですよね?


 つまり、このコップの大きさが『魔生石の大きさ』、コップの材質が『質』、水または硫酸が『魔法』です。


 上級魔法はこの説明でいくと、せいぜい200ミリリットル炭酸並みだから、大きな魔生石ほど、純度が低くても上級魔法とかを込められるんです。

 卵大で質が良ければ、神級だって込められるんだよ? まぁ、今は神級魔法放てる人、いないらしいけど。


 おそらくアースガイアで最硬の魔生石を壊すのに一番簡単な方法は、容量オーバーなほどの魔法を込めようとすることだな。出来るかどうかは置いておいて。

 あとはまぁ限界まで使い回して使いきったら灰のようにサラサラと崩れ落ちてしまうけれどね。魔法を込める回数にも制限がある。大抵10回かな。


「念のため10個分お願いします。1つにつき銀貨2枚の支払いで良いですよね?」

「承りました。それで問題ないわ。ただ、商工ギルド(ここ)でやってもらうことになるから、後で部屋の貸し出し料として銀貨1枚を払ってもらうけど、大丈夫かしら?」

「あ、はい。大丈夫です」

 魔法の封入は商工ギルドの職員が立ち会いのもと、商工ギルド内の部屋でやることになるからね。

 依頼主が借り賃を払うきまりになってるのは知ってる。


「承りました。じゃあギルドカードを貸してくれる?」

「はい。あ、ついでに昨日の採取依頼の方も処理してもらえますか? 麻袋は買い取ります」

 依頼受付の書類に書き込みを終えてから体力回復の薬草20本と魔力回復の薬草2本、それとギルドカードと依頼料の銀板2枚と銀貨2枚を渡すと、レイルさんはそのまま奥の扉へと向かい、少しして戻ってきた。


「はい、ではギルドカードの返却と、依頼達成報酬の銅板5枚、薬草納品の銀貨2枚です。お確かめくださいませ」

 毎年の体験依頼なら銀貨6枚くらいにはなるんだけど、今回は色々とあったからね。あんまり多く出しても不自然だから、このくらいだけ出しておいた。

「体験依頼については実績には加算されませんので、ご了承ください」

「わかりました。ありがとうございます。封入依頼ってどのくらいでやってもらえそうですか?」

「そうね、本来なら冒険者次第だけど、今回は急ぐものね。ハインツさんにも頼まれてるし、マイクが帰ってくればすぐやってもらえると思うから、夕方くらいかしら。ミレイさんはギアノルの宿屋に居るのよね? マイクが戻って来たらすぐ宿屋に連絡を入れさせるわ」

 ハインツさん……ありがたいけど、過保護すぎではないでしょうか。

 幼なじみの娘ってだけなのにこんな良くしてもらって感謝しかないけど、なんか怖いよ。この恩どう返したら良いの。

 いつか何かで返せたら良いな。


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