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改装工事中。  作者: 鳩浦 雪兎
先へと進むために。
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 とりあえず正式なギルドカードを作れることになったので安心した。

 下で受付するのかと思いきや、ハインツさんにはここでやってしまうので少し待つように、と言われてしまい、私はその場にひとり残されてしまった。


 ……これから、どうしようか。

 計画もなにもない。まっさらだ。

 これからは自由に、どこへでも行ける。

 まずは、マギに行ってみようか。

 ウェリルから西には未開拓の地があるからそこに興味がないと言えば嘘になるけど、それよりも私は今ある世界で、私のデザインした装飾品を作って、どこまで売れるのか、試してみたい。


 アースガイアはまだまだ小さい世界だ。

 人間が開拓したのはきっとわずかな範囲だから、四方にはまだまだ未知がある。


 北と東は海に阻まれてしまったから大地は全て開拓してしまったようだけど、西には険しい山脈と谷が、そして南には未開の森がある。


 まず、開拓された国々を巡ってみよう。

 ここからなら、4国を巡って、南のアルカディアを目指すのも良いんじゃないだろうか。

 パルチザンには貴重なファンタジー鉱石であるミスリルやオリハルコンがあるって話だし、アグネチャートの農作物も見てみたい。そうそう、フリージアの商品なんて種類も豊富だそうだから、駆け出し商人としては確実に行くべきだよね。


 となると、マギに行くにはまず山越えからだ。

 流石に徒歩では厳しいから、馬と、出来れば馬車を買おう。

 マギまでは馬車でも2日はかかるし、行商をするなら荷物を運ぶ手段は必要だもんね。

 私にはお貴族さまが乗るような金板1枚もするような豪奢な馬車は必要ないから、金貨2枚もあれば足りるかな。

 マギまでならば道も踏みかためられて整備されている。

 本来なら護衛をつけるべきなんだけれど……私はつけないつもりでいる。

 グレートクロゴリラは人間よりは素早いが馬よりは遅いし、他の魔獣はウルフ系なので素早いけれど、せいぜいDランクまでしか居ない。


 そうだ、寒くなってくるから、ウォームエアの魔生石も依頼しないと。

 うちにあったものは既に盗まれたんだろうね。探索能力様によれば、どこにもないから。


 爆発魔を赦すことは、出来そうにない。

 けれど、どうしようもないのは事実。

 私が解析でわかるのは、爆発で使われた魔法がなんであったか、くらいで、誰がやったか、まではわからないから。

 ……そこまでわかるような便利能力なら、良かったんだけどね。


 だから、もう、考えないことにした。

 ソイツは憎いけれど、相手もわからずに憎むようなこと、私には長続きしそうにないし。

 見つけたとしても、私はきっと、何も出来ないから。


 それに、家族はきっと、そんなことに囚われるより人生楽しめって思ってるはずだから。

 だから、わざわざ捜しだすようなことも、しない。


 っと、そうそう、ウォームエアの魔法を込めてもらうんだった。

 初級魔法だから、依頼は銀貨2枚だけど……せっかくだし、予備で10個くらい込めてもらおうかな。

 それだと依頼料は手数料と合わせて銀板2枚と銀貨2枚。まぁ、足りるだろう。


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