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ぶっちゃけこの刀については、自分でもびっくりするほど出来が良い。
まず鉄のみで1ふり、刃のない模造刀を作って練習していたのだけど、刀に振り回されないようになってきたある日、刃をつけてみたんですよね?
その時、カミソリよりも鋭くダイヤモンドよりも硬くっ! と念じながら錬成したのが良かったのか悪かったのか。
試しに鉄を切りつけてみたら、スッパリ切れました。
……おかしいなー? 斬鉄剣作ったつもりはないのだけれどなー?
で、作っていて気づいてしまった。鉄より硬い魔生石ならもっと強い刀を作れるんじゃ? と。
思い立ったが吉日。試しに新しく作ってみると、うん、確かに、刀は出来たんだ。ただ、鉄の持ち手に峰部分が鉄、刃の部分が灰色の石で出来た刀の不恰好なこと。
そこで、試しに水の攻撃魔法『スプラッシュ』を込めてみたら、出来ませんでした。
が、そこで諦める私ではないっ!
なので、一旦魔生石部分を複数の球に戻して再び魔法を込める。
それから改めて造形。
すると、刃が青く透き通った、しかも斬る時にあまり力がいらず、おまけで水飛沫のエフェクト付きの刀が出来ました。
『スプラッシュ』は、相手の前に集めた水球の破裂時の水圧で衝撃を与える中級攻撃魔法と言われるものです。
これで9歳の時に大木をぶち抜いたのは良い思い出です。
……これは人には見せられないけど、斬れ味半端ないし、見られないように気をつけて使えばいいか。良いよね?
ってことで、それら2つの刀を、鞘も内側を魔生石でコーティングした鉄で作った訳です。コーティングしないと鞘が鞘として機能しなかったので、試行錯誤の結果こうなったんですよ。
人に見せられない理由は言わなくてもわかるよね。
だって、魔生石って、普通は変形させられるものじゃないからね?
しかも、それに魔法込めることなんて出来ないからね?
そして最後に、私の15年間、正確には8年間、いや意識を持ってからなら12年間なのかな?
まぁ良いや、今までの大成、魔獣の死体がなんと306体。
森でサバイバルや採取に必要な物資少々。日常道具。
以上です。
魔獣の死体の内訳については、Eランク魔獣であるシルバーウルフが23体と、同じくEランク魔獣であるブラウンウルフが217体、Fランク魔獣であるビッグラッドが68体となる。
シルバーウルフとブラウンウルフはともに1ミーダ以上ある大型の狼型の魔獣で、違うのは色だけだ。
シルバーウルフは銀に近い灰色の毛並みに同じ色の瞳、ブラウンウルフは焦げ茶色の毛並みにほぼ白色の瞳をしている。
ビッグラッドはウェリル周辺で一番出会いやすい魔獣で、15セルくらいの焦香色の毛並みを持つネズミのようなハムスターのような魔獣。
これらはぬいぐるみの題材にも使われていたりして、悪役として子供に情操教育に使われたりもします。可愛いんだけどねぇ。




