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私の錬成は幸いと言うべきか、錬成をする際の反応で出るはずの錬成光は出ないので、激しい光で気づかれることはない。
なのでこっそり出来るのは良いことだけれど、用心にこしたことはないからね。
ほっ君から鉄をとりあえず700エルク、地球で言う700グラムほどと、森で拾った枝を数本取り出して錬成してみた。
出来上がったのは刃渡り24セルほどの大振りなナイフ。
持ち手は枝を錬成したとは思えないほど立派な木目調で、おまけに滑り止め加工もつけてみた。
流石に少し大きすぎたので微調整したところ、結果として刃渡り15セルと当初よりもかなり小振りなものが出来上がった。
今の私には、重さもこのくらいがちょうど良いだろう。
そのまま持ち歩く訳にもいかないので、予備の皮袋を錬成して鞘とした。
袋はいくらあっても困らないので、20セル程度のものを常に5個程度はほっ君に保管している。その他にも同じものが1つあるが、それは財布となっています。
ついでに、今のほっ君の中身を確認しておこうか。
財布として20セル皮袋が1つ、中身はギルドのおまけカードと、銅貨4枚のみ。つまり40円。わびしい。
他、空の皮袋が20セルのものが4つ。
シアンおばちゃん特製のカンパニュラ入り弁当箱が1つ。それとレイルさんからいただいたお手製クッキー入り麻袋が1つ。
それから木と鉄で出来た水筒と、自前の『ヒールウォーター』の3セル魔生石が1つ。
これは私が水属性なので、いつでも込めることが出来る。
ヒールウォーターは水の中級魔法で、飲むと若干の体力を回復してくれる。
回復能力をお願い出来る余裕がなかった私にとっては、例えわずかとはいえこれは嬉しい誤算だった。
まぁ劇的に何かが変わる訳ではなく、たぶん栄養ゼリーを飲むみたいなものだと思う。味は普通の水だね。
それとは別に、体力を回復してくれる薬草が968本と、魔力を回復してくれる薬草が702本もある。修行のついでに採集をしていたので、なかなかの数となっている。あとは森で拾って火がつきやすいように錬成で加工した枝が20タムほど。
それから拾い集めた魔生石が100タムほど、幼い頃に作った狙撃用のスナイパーライフルっぽい銃1丁、ハンドガンみたいなの1丁。
同じく小さな頃からチマチマと地中から集めた鉄の塊50タムほどと、それから刀2ふり。




