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改装工事中。  作者: 鳩浦 雪兎
澄んだ空気の朝に。
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 実は、宿屋で話している時に中の服装は見られていた。

 宿屋には魔法を利用した暖炉があって室内は暖かいので、ローブの前を開けていたのが悪かった。


 どうもレベッカさんは私が白黒な姿なのがお気に召さなかったらしく、途中から私の服を選びだしたのだ。

 確かに白黒な私も悪いのかもしれないけれど、好んで着ているので出来ればこのままで居たいんです……。


「あー、私は赤はちょっと好みじゃなくて……こういうのが良いかなぁなんて」

 さっと取り出したのは横に掛けてあった生なりのセーター。

 うん。柄も落ち着いてるし、これからの季節には悪くない。


 今はまだウォームエアの魔生石を身につけるほどでないけれど、Tシャツで外に出るのは寒くなってくるからね。まぁローブを着ているので今はまだTシャツでも平気だけれど。


 半径1ミーダ、つまり半径1メートルほどの空気を暖める魔法であるウォームエアのこめられた魔生石は簡単に言えば個人用の暖房というかカイロのようなもので、ペンダントや腕輪に加工して身につける。

 各家庭には魔法を利用した暖炉があるので、室内でウォームエアを使うことは『一般的には』ない。ちなみに火を使う暖炉ではなく、ウォームエアの上位版のヒートエアという熱を放つ中級魔法を使うから、煙突もないけどね。暖炉というより、エアコンの暖房が近いのかもしれない。


 ただ、我が家では節電ならぬ節魔法のためにウォームエアはもっと寒くなってからじゃないと持たせてくれない。

 しかも節約のために母は来客があった時にしか暖炉は使わず、普段はウォームエアのみで過ごすほど徹底している。節約の鬼です。


 ウォームエアは初級魔法だけど、使いきってしまったらまた込めてもらうのにも銀貨2枚かかるんですよ。

 しかも、1つのウォームエアの魔生石では6刻の稼働が限度。

 魔生石もまた使えるようになるためには大気中のマナを吸収する時間が必要で、いわゆるクールタイムが大体10刻のため、一日中使うなら3つ要るから銀貨6枚になるんです。

 しかも依頼には手数料がかかるから、更に銀貨2枚を取られる。

 つまり、一人分の交換だけで地球円にして8000円かかるってこと。

 ……中級のヒートエアに至っては稼働時間は4刻、クールタイムは15刻なので使う魔生石も4つ必要で、交換だけで銀板4枚と銀貨2枚がかかる。なので、四人家族ならばウォームエアの方が安上がりなのだ。来客などへの礼儀として暖炉は必ず備え付けられているけれどね……。


 まぁ一度作ってしまえば回数を使いきるまでは交換する必要はないから安く感じるかもしれないけど、節約せずに使えば大体3年もたずに交換、節約しても4年と少しくらいで交換だから、費用もバカに出来ないんですよ。


 セーターは古着なら一枚銀貨3枚とかが普通だけど、それ一枚で交換年数が延びれば、結果としてセーターを買う方が安上がりとなる。

 まぁセーターは3年どころか10年以上着れるし下手したら一生着れるしね。


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