表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
改装工事中。  作者: 鳩浦 雪兎
改装工事中
124/299

20

 部屋に戻り、念のため内鍵をかけてからゴールドウルフの毛皮を取り出した。

 商工ギルドで見た時と変わるはずもなく切り傷や穴があるけれど、浄化と錬成を駆使すれば小さめの毛皮2枚にはなりました。

 2枚使ってアイテムボックスもどきが6個と、余りの毛皮がフェイスタオルサイズ。

 中身の魔生石もどきはもちろん偽物で、純鉄を磨いてそれっぽくしている。


 うーん、これが本物なら私相当金持ちに見えただろうになぁ。

 だって500万円相当を6個も持ってるってことは、それくらい簡単に買えちゃうくらいの金持ちってことだよ? 普段使いにブランドバッグめっちゃ持ってますよ! って感覚だからね?

 ……実際に買ってないところがなんともかなしいところなのだけども。


 1つだけはそのまま腰にポーチとしてつけて、残りはほっ君にしまう。

 リュックには基本荷物は入れていないのだけど、何も入っていないと違和感を与えてしまうので、布と綿でかさ増しして、重さは鉄で調整しているよ。


 明日は魔生石依頼があるから、その分の魔生石を皮袋に分けておこう。

 あとは今日やらないといけないことはないかな?


 ミンダス坑道で鉱石も手に入ったけど、先に装飾商店でマギの流行りを押さえておきたいから、今すぐ商品を作るのもなんだしなぁ。


 ……でも、頭の中のデザインは小さい頃からめちゃくちゃ考えてきたんだよ。

 考えては書き留めて、そのノートは今でもほっ君にしまってある。


 うん。このままじゃ眠れそうにもない。

 手元に材料があって、デザインも考えてあって、製作する現場を見られる心配もない、時間もある。

 そんな好機が到来したのに、作らずにいられるかっ。


 ほっ君からまずノートを取り出し、過去のデザインを眺めてみた。


 今ある材料は金、銀が手のひらほど、銅線が60タムほど。それから紫水晶が2タムほどと白水晶が150タムほど。それから鉄2180タムほどと、魔生石が1000タムほど。

 水晶はたくさんあるけど、地金の材料が限られているから、今回はあまり地金を使わない指輪にしよう。

 流石に地金まで全部水晶で作るなんてことはしないよ?

 鉄や銅は沢山あるけどそれで作ってメッキするのも技術的に良くない。

 アースガイアにはメッキなんてないから、全部を例えば金メッキにしたなら金の値段で計算して売らないといけないからね。それただの詐欺だから。

 魔鉄(アダマンタイト)魔銅(ダマスカス)は言わずもがな、もちろん装飾品になんて使えないからね。


 あとはあんまり大きな宝石を使うと仕入れはどこだって目をつけられるだろうから、クズ宝石って呼ばれるラインの大きさしか使えないし。

 そうなると、これかな。


 涙型にドロップカットした宝石を5つ、尖った方を内側としてぐるりと配置し、真ん中には花芯としてそれぞれの地金で1メルほどの球をつけた花。

 これをトップにした指輪にしようと思う。


 5枚の花びらですぐにイメージされるのは中和花とも呼ばれるシーバニアの花。

 これはカタバミに良く似た花で、真っ白なので丁度良い。

 今ある材料なら紫か透明か……あとは紫水晶を錬成すれば黄色いシトリンにはなるけど、色のバリエーションはあまりないからね。

 紫は竜胆に似たリューデルの花でいいか。

 今回はお試しってことで黄色は保留にして、ペアリングにしよう。

 金地に透明水晶、銀地に紫水晶なら色味も良さそうだ。

 よし、イメージも固まったので、錬成しよう!

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ