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改装工事中。  作者: 鳩浦 雪兎
私は、ミレイ=シュライク。
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ミレイ、7歳になりました。

少しこの世界のお勉強をしましょうか。

 知らないことを知るのは本当に面白い。

 この世界は、どうやら、マナと呼ばれるものが一定量以上体内に存在する者しか、魔法を使うことが出来ないらしい。

 マナはそこら中に存在するし、もちろん体内に皆マナを保有してはいるのだが、常に世界と循環しているため、魔法を使える量を体内に保有しておける人間が多くないのだ。


 世界の常識では、魔法使いはこの広い世界でも2割ほど。

 少なくはないが、決して多くはない。

 そして、私が生まれたのは魔法大国である『アルカナ』……の小さな町、ウェリル。

 この国は、代々魔法の使える王と貴族と呼ばれる人々が統治しており、自然と魔法使いが集まったらしい。

 私たちの住む町の他に、山あいには王のいる王都『マギ』とあと3つほど町が存在する。


 この世界、アースガイアは、ひとつの大陸と、それを囲む無数の小さな島々から成り立つ。

 他にも大陸が存在するという説はあるが、長距離走れる船などの航海技術が発達していないため、いまだに未確認だ。そもそも外海の前にこの大陸ですら未踏の地が多い。

 肉眼で確認出来る島などは発見されてはいるが、基本的に島々には人は住んでおらず、危険なため、未開発となっている。


 大陸には4つの国があるが、国とは言うものの、地球で言う国とは少し意味合いが異なる気がする。けど、説明は難しいなぁ……。ま、それは機会があれば。


 1つは北に位置する大陸一の大国であり、この大陸で初めて国として成立したとされる、剣の国『パルチザン』。

 これ見た瞬間に、剣の国なのに名前は槍なのかよ! 武の国でよくね? ってツッコミいれたのは内緒。この国には王都『サフネス』の他に、町が3つある。

 この国には魔法なしで戦う冒険者が多く、この国出身のギルド員が他の国でも多々活躍している。


 東には農耕自治区『アグネチャート』。

 ここは開拓者が作り上げた名残なのか、ほぼ酪農業従事者しかおらず基本的に食糧に関しては自給自足。

 ただ、この国の農作物やミルクなどは特に出来が良いため、国を往き来する行商人達が民から農作物を買い上げ、ブランドとして他国へと売りつけているようだ。

 その金銭で、国民は魔生石や服飾など生活に必要なものを買うというサイクルが出来上がっているらしい。ちなみに村の数は6つ。


 南には民主制の国、商いの国『フリージア』。

 国とは言っても、街は1つしか存在せず、国民代表の商人10人で自治を行っている。

 ただ、街のかわりにオアシスが多数存在し、そこを拠点とした集落というものがあるみたいだ。

 またこの国は定住商人が多く、行商人は少ない。

 というより、行商人は、大きな店の商人に雇われている、と言えば良いだろうか。会社で言えば、サラリーマンが、よく出張してますよ、みたいな?


 フリージアの周辺には砂漠が広がっており、さらに南に広がる密林にはエルフが住んでいるという。

 密林の先はまだ未確認のため、そこは『アルカディア』と呼ばれている。

 そして、ここ、山岳に囲まれた『アルカナ』は大陸の西に位置し、どこの国にも属さない、この世界の女神を祀る神殿が4つの国の中心地に据えられている。

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