おとぎ話って…色々ツッコミたいです
A 好きなおとぎ話は桃太郎な一般人Aです。
I 特に好きでもないおとぎ話は、羽衣盗まれて罰ゲームで老夫婦に拾われたお姫様の話のIです。
A それって…?
I かぐや姫
A おとぎ話で、一番好きな物はなんだ?
I 好きなおとぎ話か…あったかな? 特に思い入れが無くて思いつきませんね…
A おとぎ話って含蓄を含んだ物語だから、是非子供時代に見るべきだなって思うよね
I そうですね…そういう視点から見れば、浦島太郎なんて含蓄ありますよね…
A どの辺りが? やはり人助けしたらお礼が貰える所?
I いえ…海亀が絶滅危惧種になったのは、こういう子供が多いのが原因なんだなって、理解できますよね…
A そうなのか!?
I 昔から横行していましたからね…仲間に亀を襲わせて、自分で助けて竜宮城に連れていって貰おうとする行為がね…その結果、海亀は減ってしまった…と
A なるほど…この物語は海亀が絶滅寸前に陥った原因が描いていると…って、そんな訳あるか!!
A まあ、でも浦島太郎って両生類なのかってぐらい、深海でも息をして飯を食べてるよな。
I これはもう当時から、酸素ボンベがすでに作られていた証と考えてイイですよね。
A そんな訳あるか! あれは空想の世界での話だ
I ただ、それだと一つ謎が残るんですよね…
A スルーしやがった…
I どうして、浦島太郎は潜水病にかからなかったんでしょう?
A いきなりリアル的な話も盛り込むな…確か、深海から地上に戻って減圧されると、血液中に空気が入って血管を塞いでしまう症状だったか?
I ええ、それを発症していないのは恐らくですが…玉手箱が影響してるかと!
A なんだと!
I 恐らく、玉手箱によって老化する事で、体を細胞レベルで一から作り直し、潜水病を防ぐ効果があったのかも知れません。
A となると、乙姫さまは浦島太郎を救うために…!?
I そうなんですよ!
A なるほど~って、そんな訳あるか~~~!?
A 含蓄のある話と言えば、舌切り雀とかよく出てるよな。
I ああ…舌を切られても普通に話して、イイ人顔して、しっかりと報復する雀の話ですね
A だから、何でIはそういう斜に構えた物言いを…
I それはAさんの台本が~
A はいはい…そうだったな…まあ、あれはきっとさ…
I 報復の大切さを訴えた物語ですよね
A いや…あまり無体な事をするなって言う教訓話では…?
I そして、報復の手順をよく伝えておりますよね…
A それはまあ、そうなんだけど…でもさ…
I 最後にしっかりと報復が完了してるのが、痛快ですよね~
A 一体、Iに何があったんだ?
I いえ…ちょっと報復したい女性がいましてね…
A 段々お前、ダークな面を隠さなくなっていくな…汗
A 一寸法師の親って誰なんだろうな?
I 同じ小人なのでは? やはり…
A そうだよな…となると、謎が残るな…
I どんな謎ですか?
A 何故一寸法師は、大きくなる「打ち出の小槌」を肉親に使わなかった!
I 不思議ですよね…物語の中では一度も肉親の話は出て来ませんよね…まさか!
A そうだ! それはつまり、彼の肉親は全て亡くなっている事の証ではないだろうか!
I それは新解釈です! きっと皆驚きますよ!
A って、バカみたいにボケてるんだから、突っ込んでくれよ!
I いえ、わりとボケにしては核心を突いてるなと一蹴出来なかった
A そうか…いや、まあ…それは礼を言えばいいのか?
I まあ、家族紹介するおとぎ話自体が少ないかも知れませんね…
A カチカチ山のウサギってさ…サイコキネシス使えるのかな?
I いきなりどうしましたか?
A いや~カチカチ山の挿絵を見てるのだが、不思議なんだよね…これ…
I このタヌキの背負ってる薪に、火打石で発火させる所ですか?
A これはキャンプやった事ある人なら分かると思うが、火打石だけでは、薪に火が付かない!
I 最近のキャンプはチャッカマンとか使うと思いますが…まあそのチャッカマンでも、まずは薪ではなく藁とか燃えやすいモノから火を付けますよね。
A そうだ。だから、薪に直接火を付けれるウサギは、サイコキネストだと言ったのだ!
I なるほどなるほど…まあネタとしては面白いので、それはそれで良いですが…一つご助言を…
A なんだ?
I ボソッ…(火を使う超能力はサイコキネシスではなく、パイロキネシスです…)
A あ゛あ゛あ゛~~~~
A ウサギがサイ…パイロキネキストだと一つの謎が解ける
I 何ですか?
A 泥で船って作れないよな…実際は…
I まあ、そんな固い素材じゃありませんからね…
A だが、泥を固める為に、火で水分を飛ばしながら船の形に固める作業をしていたとしたら…
I ウサギはパイロキネシストって説がどんどん濃厚になっていきますね…汗
A そうだ。これを今度の学会で発表しよう!
I は~い、いってらっしゃいです~
A おう、じゃあ行ってくるぜ!
(スタスタスタスタ)
I ―――Aさんがいなくなったので、今回はこれでご愛読ありがとうございました!