12:およ?
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ダンジョン攻略されました・・・。
「なぁ、エルさんや、これはどう言う事でしょうか?」
「ハイ、マスター。どう言う事とは?」
「どう言う事とは?じゃなくな〜い、そのパン食べてるく・ろ・ね・こ。黒猫は何者デスカ?」
「ハイ、マスター。先ほどのアラームの原因です。近くに来るまで、魔物の判断となりませんでした。おそらく、ダンジョンに入って、しばらくしてから魔物に進化したものと思われます。」
「ナニ、マモノに進化って。」
「ハイ、マスター。進化は進化です。通常、魔物は経験をつむ事でクラスチェンジ、進化することが出来ますが、一般的に動物、魔石を持たない生き物は進化しません。一般的にですが。しかしながら、この猫は、マスタールームに入った事によって、進化してしまいました。おそらく特殊な条件が揃ったのかと思いますが。」
「でどうするの。」
「にゃぁ〜?」
ダンは、不意に鳴いた猫を見て撫でながら。
「ねぇ、どうしますかねぇ、クロ〜。」
「にゃぁ〜。」
「あっ、マスター。」
「なんだよ。」
不意に、猫が一瞬青い光につつまれる。
「およ?」
「にゃぁ?」
「ハイ、マスター。猫を鑑定してください。」
「えっ、はぁ。」
(鑑定ねぇ)
《従属:主人:ダン》
《NAME:クロ》
《種族:ダンジョン猫》
《性別:雄》
《職業:null》
《Lv:5》
「あっ。」
「ハイ、マスター。そうです。」
「猫にLv負けてる。」
「イイエ、マスター。そこじゃぁなくて、従属です、従属。マスターが勝手に名前つけて、猫、クロが返事するから、従属契約が成立してしまいました。」
「はぁ?えっ、何、ダンジョンで魔獣に名前つけて、魔獣が承諾すると従属できるの?」
「イイエ、マスター。このマスタールームが重要なんです。このマスタールームでしか出来ません。そもそも、このマスタールームに私とマスター以外は通常は入られない様にするものです。」
(入られてるし)
「いいですか、マスター、普通、他の魔獣や人間に入られれば、ダンジョンを攻略され、私もマスターの命に関わることになるのですよ。」
(これって普通じゃぁねーからなぁ〜)
「はぁ、でも俺より、エルの方が強いじゃん。」
「ハイ、マスター。でもそう言う問題じゃありません。」
「はいはい、わかりました。でもあと何日?これ繋がり解除できるの?」
「今日で最後です。」
「じゃぁ、解除よろしく。それまでの辛抱。ねぇクロ〜。」
「にゃぁ。」
(おおぉ、可愛い。)
「ええと、あぁ。パンと水しかないのか。とりあえず、これでもいいかにゃぁ〜。」
「にゃぁにゃにゃぁ〜。」
「おおぉ、クロ、お前俺の言葉わかるのかぁ、賢いなぁ、さすがLv5」
「にゃぁ。」
「おーい、エル、この子、俺の言葉わかってるみたいだぞ。」
「ハイ、マスター。怒鳴らなくとも聞こえてますよ。従属化したから通じてるんじゃぁないですか。」
「なんだ、エル口尖らせて、大丈夫だぞ、いくらクロが可愛くても、お前のコア廃業はないから。」
「・・・・・ハイ、マスター。」
なんだかんだで、猫を完全に仲間にして喜ぶ今日この頃。
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