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ダンジョンマスターの憂鬱  作者: 青井すらいむ
11/13

11:不思議だろー?

そこは、どこかの研究室(ラボ)を思わせる場所であった。

中央には、大きなテーブルがあり、色々な機材がテーブルの中央部を除いて色々並べられている。


そこには、2人の人間?の姿があった。

一人の真っ黒な服装の金髪の少女は、同じくらいの背の金髪の少年に白い腕を見せながら・・・。

「ほら、不思議だろう、実際にみせるとー」

少女は、傘のついたランプを自分の腕の近くにもってきて何かを呟くとランプが淡く灯る。

すると、白い腕は一瞬のうちに赤く腫れたかと思うと、すぐ元の白い腕に戻ろうとして若干薄く日に焼けた様な茶色の装いとなった。

ランプの灯を少し遠ざけると、今度は元の白い腕に戻る。

「これは、単に紫外線を当てただけ。次にー」


少女は又何か呟くと、ランプをもう一度自分の腕に近づける。

すると、白い腕は赤く腫れた瞬間皮膚は白く戻るが、モコモコとうごめいている。

またランプを少し遠ざける。

「これは可視光線ー」


少女又何かを呟きランプを近づける。

こんどは、赤く腫れた瞬間にすぐ元の白い腕にもどり、その後の変化はなかった。

「これは複数の放射線、あとこっちに来て」

少女は部屋の奥の小窓のある四角い何かの金属の箪笥の様な箱に近づく。

「このメガネかけて」

少年に色のついたメガネを渡し、自分もメガネをかける。

そして、箱に取り付けられた小扉を開け、中に手をいれ、先ほどと同じ様に何かを呟く。

すると、箱の中でひが灯り、小窓から明かりが漏れてくる。

「トラノス、覗いてみて」


トラノスと呼ばれた少年は、小窓を覗く。

すると中では、少女の白い手に赤いつぶつぶの斑点ができ、湯気の様なものが揺らいでいる。

が、それ以上斑点は増えも減りもしていない。

「これが、それぞれを複合した疑似太陽。それでも耐えきれるんだ。でー」


手を箱から出した少女は隣の天井迄ある小窓がついたダクトの様なものに同じ様に扉を開け手を入れる。

「こっちは、鏡をつかってるだけなんだがー」


少女は、箱についた赤く丸いボタンを押す。

すると、先ほどの箱の様にダクトの小窓から明かりが漏れてくる。

「トラノス、ちょっと急いで観て」

覗くと、少女の手は黒くなり、指先はボロボロと崩れ始めていた。

トラノスが中を覗いたと確認した少女は、ダクトの中に火がついた太い線香の様なものを突っ込む。

すると腕の廻りを白い煙が漂う。

そして、炭化しボロボロと崩れて初めていた腕は又色を取戻し、徐々に元の白い腕に戻っていった。

「これは、真祖様のレシピの時騙しの香の力ー」


腕を抜いた少女は、少年に眉をひそめて話を続ける。

「ほら、不思議だろう、何をもって私の体は太陽に破壊されているんだ?真祖様のレシピで何んで太陽に対抗できるんだ?

きっとダンジョンになら真租様に近い又は太陽に対抗できる種族もいると思うだ、見つけたら教えてくれよ。」


「だからさぁ、そう言うのって駄目なんだよね、レッサーじゃ駄目なの、結構悩まずその辺にいるじゃん。」

「駄目に決まってるでしょ、種族が違うんだってあれ、ただ血が好きなのと違うの。」


そこへ、トラノスに良く似た銀髪の少年が部屋に入って来る。

「あ、またここに居た、好きだねぇー、兄さん監視室来てくれる?久しぶりの御客様だよ。」

「おー、ログ見たい、見たい。」

「ちょっと、でもそれってコアとマスターの種族なに、種族、一緒なら紹介してよー。」

「だから駄目だって、エリヤ行くよ。ラボを使わせてるだけでも特別なんだから、文句があるならラボへのゲートを閉じるよ。」

「うー、もう少し情報くれてもいいじゃん。又呼び出すからねー。」

「兄さんいいの。」

「いいの、キリが無い。彼女のラボ利用料の代わりにもってくる錬金ワインがなければ、僕もそこまで付き合わないよ。さー、監視室に戻ろう。」


----

「おっこれは。」

ログを見てニヤニヤするトラノス。

「そう、6,000番台、先代の頃のコアだよ、座標は・・。」

「えー座標見てもピンと来ないから、マップ出して。」

「ああぁ、はい。」

「おおぉ、これまた先代の地元、あの島って戦役後一回海にのまれたよね、ああぁだから今になってなのかな?」

エリヤは、文字盤が浮き出るテーブルを叩きながら、トラノスをみる。

「ほら、みて彼女・・残念、人間とエルフだ。ってこれ初期仕様だ、あぁ、6,000番台って全くアップデートされてない状態からなのか?そうか98シリーズから、ベースを上げてたんだ。」

「懐かしい話してるねぇ、今のAIシリーズからだと、ステータスバーなんて皆知らないだろうなぁ。でも流石先代だよね、これだけ古いシステムで今のAIシステム迄拡張出来ちゃうんだから。元の基盤システムが良く出来てるって事だよね。」

「そうだよね、先代起こしてみる?」

「いや、いや、ダメでしょ、起こしてる間持つか解らないし、あるどっちもLV上がってからでいいんじゃない。」

「まぁそうだね、ギルド登録して様子見てからでもいいよね。」

「そうそう。ツー別けで、錬金ワイン飲もうよ、折角持って来てもらったんだし。」

「つまみあった?倉庫から適当にもってくるから、先に談話室行ってて。」

「頼んだ。」


・・・・・


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