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犯人は?Part5

「とりあえず『デラ』について調べてみる事だ。おそらく『レイシアお母様』の輿入れの時に実家よりあわせて来たのではないかと思うが?」



「。。。。。。」



「何か言いたいことが?」



「この家に入るものは例外なく、当家に害を働かないことを自分の名前にかけて誓約します。」



「『真名』にかけての誓約か?」



「はい。『隸属の誓約』を神殿にて行います。なので『デラ』の件、何かの手違いで毒が混入したかと思います。」



「。。。。。」

(その可能性も捨てきれないか。。。)



「ちなみにその誓約、具体的な文言は?」



「確か『私、○○○はガート オーガニクス ダルハルト様にその忠誠を捧げ、その身に害を及ぼす事をなした場合、自ら命を断つことをここに誓う。』大体こんな感じだったかと思います。」


(あっ、こりゃ駄目だ。)


顔色からみるに、『ニクス』も気付いたらしい。


「あくまでもそれは『父上』個人に対し忠誠を誓うものだな。その上『自ら害を成した場合』にのみこの誓約は発動するものだから、人を使って害すれば。。。


せめて『家』とか『一族』とかの文言を入れて、『他者の扇動、並びに計画した場合』を含めるなどしないと。。。


この誓約だと守られるのは父上だけだが、それも不完全だ。」



「ご指摘の通りです。。。至急誓約を改めねば。『デラ』の身元も、至急洗わせます。

ただ、『屋敷の清掃』を間もなく入るので、少し時間を頂けますか?」



「『屋敷の清掃』これはお前の発案か?」



「いえ、『ガメイロ』からの提案です。

疫病が発生した場所を浄化し、清掃するのは良いことと思ったので許可しましたが?」



「まあそうだな。その間俺はどうすれば良い?」



「ご不便おかけしますが、1週間ほどホテルへご宿泊頂ければと思います。」



「1週間か。。。ちなみにどの位の人数が屋敷に入るのだ?」



「白魔導師と清掃人含めてそれぞれ30人ずつです。」



「他の屋敷の者はどうするのだ?」



「アルト様の部屋付きのものは、そのまま同行させます。他は一時帰宅させるか、宿を取らせます。

私と他数名の者は残り監督致しますので、最低限の身の回り品だけでお移り下されば結構です。他に何かありますか?」



「あとは。。。。。『ローレン家』についてそれと『ラルフォード』とはどこの地名なのか、調べられるなら調べて欲しい。」



「分かりました。」






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