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その夜

義父と話の後、部屋へと帰る途中色々考えた。


(流石、義父。伯爵をだてに名乗っている訳じゃないと言う訳か。


色々と人脈(パイプ)を持っているんだな。。。


そして頭も切れる。。


すぐ分かるような隠しごとは避けたほうが良いか。。。


と言うより、ぶっちゃけ腹を割って全て話をしてしまった方が?


俺を実の息子として扱ってくれようとしている気もするしな。


何れにせよ今日明日で決めるものでもない。ゆっくり考えよう。)



部屋へと戻ると、直立不動で二人が待っていた。座るなりなんなりして待っていてくれれば良いのに。。。


疲れているせいか頭も重い。

「寝るぞ」


そう言って未だ遠慮している二人を連れ、寝室に連れこみベッドへ倒れこんだ。


「あわわ」とか「心の準備が」とか遠くで聞こえたがシッタコッチャナイ。


眠りに落ちたのはすぐだった。


真夜中猛烈な寒気に襲われ目が覚める。

身体がこわばり動かない。のどもカラカラだ。

頭も割れるように痛い。。。

横をみると『メイ』も『ベルル』も苦しそうにうなされている。。。


(隔離が間に合わなかったか。。。)


やっとの事でベルを鳴らす


『ルナ』気付いてくれ。。。


数度鳴らしたところで、そっとドアを開ける気配がした。。。



『ルナ』だ。指を指すと状況を理解したのか

駆けよってきた。


『は、ハイヒール』

自分に一回かける。

(なんとかもうちょい頑張れる。。。か。


魔力はあっても体力がないって情けないもんだな。)


気力を振り絞り『メイ』、『ベルル』に向かう

『ハイヒール』


『ハイヒール』


『ハイヒール』


『ハイヒール』


『。。。。。。』


やっとの事で数回『ハイヒール』をかけ、俺は気を失った。。。





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