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残念って。。。何故?

暫くして、先ほどのメイドが戻ってきた。

手にお茶のセットを抱えている。



「クッキーは今厨房で焼かせています。暫くお時間が欲しいって言ってました。」


(手作りのクッキーだったとか?)



「手間をかけたね。そこに腰かけてくれる?」



「はひぃ」

舌まで噛んでどんだけ緊張しているんだ?




「まず名前は?」



「メイ、『メイ』と申します。」



「ここの屋敷にはいつから?」



「1週間前からであ、あります。」



「いくつか聞きたいことがあるが良い?」



「は、はひ。。。BWHは81,59,83で安産型と言われてます。。。は、初めてなので、優しくして頂けたら。。。」



(なかなかナイスボディじゃあ。。。

じゃなくって、

どんな教育をメイドにしてるんだ。。。

俺、この世界では11だぞ?)


『メイ』を見ると耳をピクピクさせて?真っ赤になっている。


???耳???



「耳?」



(あるじ)さま耳がお好みですか?」



「えっと、好みでないことは無いけれど。。。人属じゃあない。。。とか?」



「雪彪族です。」

彼女は胸を張って言った。


(かの有名な『獸人』か。。。

しかも(ひょう)?レア度半端ない。。。

どんな能力を持っているのだろう?後でゆっくり見てみよう。)


その後話して分かった事だが、結局のところ彼女は先輩メイドから、色々吹き込まれていたらしい。


曰く、『ご主人様』相手に可愛がられれば、お手当てを貰えるとか、

『子供が出来たあかつき』には、それなりの大金を与えられた後、その子供が場合によっては世嗣ぎになることもありうるとか、

等々。。。


明らかに『ご主人様』って、俺じゃないな。。。。


1週間前に俺がこの家に迎えられることなんて誰も考えやしなかっただろうし。


急に俺が入ることになったので、年がそこそこ近い彼女が部屋付きメイドとして割り当てられたんだろう。しかし。。。貴族ってみなこんなもんなんだろうか?


とりあえず、『メイ』相手に誤解を解いた。だが凄く残念そうな顔をされたのはなんでであろうか?


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