表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/79

コース

「『領主』になる為のコースが学園にはあるのですか? 」


「そのものずばりは無いぞ。ただ、『騎士コース』がそれに近い。

『貴族』ならではの必要な見識や作法を学ぶとともに、部下を率いて戦場に赴くに当たって必要な武力の鍛練も行う。

戦局を左右するほどの火力を持てる『魔法コース』とならび貴族で選ぶ者が多いコースだ。」


「ということは、学園には『騎士』、『魔法』、『白魔導』の3コースがあるということですね。」


「ああ、そうだ。」


「それは入園前に決める必要があるのでしょうか?」


「基本的にはな。」



「『基本的』にはとは?」



「複数の資質があるとみなされる場合、例外的に最初の2年の間はコースを選ぶ事を猶予される。ただ狭き門だぞ。

例え複数の資質があったとしても大概は入園のタイミングでコースを選ぶものが多い。」


「ギリギリまで自分の適正を見極めたく思います。なので複数のコースを受けてみたいと思います。」


「回り道になってもか?

それにお前の能力が『白魔導』以外基準を満たしていない恐れもある。」


「『基準』とはどのようなものなのですか?」


「『騎士コース』はSTR、CON値が一定値を越え、王国流剣術『ラシード』の基本の型を習得し使えること。

『魔法コース』ならMP量、WIS、INT値が一定値を越え、初級魔法C1を一つ以上使えることだったはずだ。

『白魔導師コース』についてはギルドが保証しているくらいなら資格は有るのだろう。」


(騎士コース、魔法コースを受けるなら準備は必要だな。)


「試験はいつ頃なのでしょう。」


「普通は秋だ。ただ何事も例外はある。

我が家は学園の理事も兼ねておるから

いつでも受けさすことは出来る。

ともかく、何はともあれ今日中に素質の鑑定を受けて来なさい。その内容を見てから考えても良い。」


「はい。」


(精霊の顕現があったのもあるとは思うが、叔父はおれのこと嫌いではないらしい?

むしろ兄の子としてきちんと育てようとしているみたいだ。母上のことは相当嫌っておいでではあるが。。。)


朝食後、まずは鑑定を受けに行くことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ