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到着

「旦那、ダネル門(3門)で良いですかね。」

馭者台から馭者の声が響く。


「いや『リーナ門(2門)』に頼む。」と

『ムラーノ』が答えた。


(そんなに門があるのか。)


「門は全部でいくつあるのか?」



「全部で5門です。


王族、国賓用の『シリル門』

貴族及びその親族用の『リーナ門』

王都民用の『ダネル門』

王都民以外の民用の『テゼ門』

奴隷や、一部下層民の為の『不浄門』

と別れます。東西南北に一つずつあります。」


「一つ多いのでは?」


「『ダネル』と『テゼ』は同じく西にあります。ただ入口も出口もそれぞれ別になってます。」


「その違いは?」


「基本『ダネル』と『テゼ』の違いは王都に入る際、『通行税』を取られるかどうかだけです。今回我々が『リーナ門』から入れるのは『伯爵(叔父上)』の特別な(はか)らいによるものです。。」


「門による違いは何かあるのか?」


「主道からの近さと、手続きの早さが違います。「テゼ門」だと王都に入るまで半日仕事ですね。「リーナ門」であればあと2、3時間後には王都に入れてます。」


実際、門では叔父上からの招聘状と家紋の入った指輪を見せるだけの簡単な手続きで済み、2時間後には王都に入ることが出来ていたのであった。


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