表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は中間管理職!  作者: 苺パフェー
9/42

閉話

今日は休み。農業も今はやることがない。

私が今の会社に入社できたのも普段から真面目にコツコツと努力してたお蔭。

きっと、神様、仏様のご褒美だと思う。

何も出来ないお母さんと遊び歩いている弟にはきっとバチが当たると思うよ。お姉ちゃんは。

お父さんも私に頼ってばかりで自分の仕事も忙しいだろうけど、私も今や社会人!

忙しさは同じだ!お父さんは「責任感の持ち場が違う」とよく言うけど私だって責任ある仕事を任されているんだからね!だから麗子先輩には迷惑をかけるわけにはいかないのよ。

だけど、農家の仕事が無いって・・・こんなに暇だったのか。


弟の一樹が私にとんでもない事を言い出した。


「姉ちゃんがこの家を継げば。俺は出て行く。」


なんですと!何を言っているの分かっているのか我が弟よ!

君が家督だ!この松田家の跡取りだろ~~が!何を寝ぼけた事を言っている。


お母さん!あなたは何故?そう暢気にいられるのか。私は知りたい!

そして、父よこの母の何所が良かったのか知りたい!

お母さま!あなたこそが天然なのではなかろうか。

麗子先輩に「あなたは天然よ。」という言葉が私の頭の中でグルグル回る。

もしや、私はこの母の天然のDNAを貰って生まれてきたのか?


私はもしかしてとんでもない夫婦の子供に生まれて来たのかなぁ?

子は親を選べない。とは言うけれど、もうちょっと普通の家庭に生まれたかった。

農家の家に生まれた事は仕方が無い!だけど・・・・私の手を見たら悲しい。

私はまだ20代なのに・・・・手だけはオバサン。

こんな手をした娘を誰が嫁に貰ってくれるのか・・・・心配。

・・・・手だけじゃない!腕にも少なからず筋肉が~~~~~

私はこのまま行けば、どんな女になるんだろう?


ああ~~あ!・・・悩める乙女だ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ