弟子に会いに
二章のイチ話目です
学園を卒業した俺とセレナめんどくさいから、セレナと呼ぶが。それはともかく、今から向かう先は、昔の仲間である、『リーナ・テリドラ』が居る、『ローム王国』に向かうのだ。
リーナは俺の弟子であり、仲間。だが、リーナを魔王に会わせないため、わざと課題を出し、その間に、俺と天音は魔王がいる場所へ向かった...だが...結局俺は死んだから、リーナの報告を聞けなかった。だから、行く。それだけ。ちなみに出した課題とは...『武器職人になってこい』と言う、剣技に少し関わりがある、こと。まぁ、剣術は教えていたから、合間に練習はしているのだろう。ではなぜ、俺はそんな課題を出したかと言うと、思いついたのが武器職人だから。それだけ〜
■【ローム王国国境前】
「そこ。止まれ」
止められたか。
「はい。何でしょうか」
「ん...いや。誰かに似ていたような気がしただけだ。通って良い」
「あ、ああ。どうも」
セレナが言った。
「そんで〜?リーナのとこに行くんでしょ?今どうなっているのかな〜」
そう。俺は、このローム王国の一角に建物を立て、そこを武器屋にした。今はどうなっているか。
そう歩いていると見えてきた。どうせボロボロになって...は?
「なんじゃごりゃぁぁぁ!!」
「レイ。うるさい」
「あ、スンマセン」
俺の眼の前に写っている光景...それは、行列だった。
「あ...え...俺、こんなつもりで課題出してないぞ...これが...猫獣人の力なのか...今年で58歳くらいだろ。俺もだけど...精神年齢は。まぁ獣人は長生きするらしいし、見た目は昔のまんまか...えへへ。揉みてぇ〜」
「レイ。私が居るじゃん。何よ、浮気?前世で言ってた言葉は嘘なの?ん?ん?」
こっわ...
咳払いをし。
「ん゛ん゛ん゛口が滑っただけだよ...決して、リーナに下心とかはないから。うん。絶対。ハイ」
「そうなの?ならいいわよ」
耐えた。その時ドアを思いっきり開けて、出てきた者がいる。
見ると、綺麗な、猫耳と尻尾。それと、あのボディーこりゃすんげぇや。
見たも変わってない。すごいね
手が勝手に、動く。
「おっと...制御しないと、勝手にあの胸に手が行ってしまう」
「レイ゛」
セレナが俺の名前を呼んだだけでわかった。もうそろそろ、殺られると。とりあえず謝罪大事。
「あ...ゴメンナサイ」
「うん...許す」
その時、リーナが口を開く。
「アツ様の匂いがしたのだけど...クンクン...こっちかにゃ...」
目が合った。
走ってきた。おお...MUNEが!!揺れている☆
そんな事を考えていると、リーナに、めっちゃ、匂い嗅がれている。
「アツ様だよね?見た目が違うけど...クンクン匂いがおんなじでクンクン...目も...クンクン...似てるのにゃ」
「あ〜そうだ...まぁとりあえず、匂い嗅ぎながら、話すのやめてもろて」
「なんでにゃ!アツ様が帰ってきたのだから、久しぶりにいっぱい嗅ぎたいのにゃ」
「だが...セレナが...」
リーナはセレナに走っていき、匂いを嗅ぎ始める。
「アマネ?アマネなの?匂いが匂いがおんなじにゃ」
「ええ。そうよ。天音よ」
リーナは目をうるうるさせながら。
「うう...二人とも、ずっと帰ってこなかったから、心配したにゃぁ...」
「そこは、俺のとこで泣いて!?」
そうして、弟子に会えた、レイであった。
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